雨(永野芽郁)は、太陽(山田裕貴)からのプロポーズを受け入れ、二人だけで結婚式をしました
〈以下ネタバレあります〉
しかし、雨は婚姻届を出しておらず、あと1か月経ったら太陽の前から姿を消すつもりだったのです
そして雨は、その1か月だけは、太陽の奥さんでいたいと願っていました
そんな中、太陽は春陽(出口夏希)から母・明日香の写真を渡されます。
陽平(遠藤憲一)が、母の顔を知らない春陽のために明日香の実家に頼んで送ってもらったのでした
それを見て驚く太陽
なんと写真に写っていたのは千秋(松本若菜)だったのです
太陽は雨にも千秋の写真を見せます。
「これからは伝えたいことを伝えられるね」と喜ぶ雨
するとそこに日下(斎藤工)がやって来て「止めた方がいい」と忠告。
もし太陽が千秋のことをお母さんと呼んだら、千秋は月明かりに溶けて消えてしまうと言うのです
正体を明かさないことで、家族ともう一度会いたかった千秋(=明日香)
一方、司(白洲迅)は春陽に会いに行き、雨が婚姻届を出していないと告げます。
春陽は知ってると答え、全ては自分のせいだと言います
司は、自責の念にかられる春陽に雨が桜まつりの頃には視覚を失い、次は聴覚をも失ってしまうのだと告げ、今のうちに伝えたいことがあるなら伝えた方がいいと助言します
母さんとは言えずとも、太陽は千秋を呼び出し、これまでの自分の人生について話します。
子供の頃から花火師になりたかったけど、赤い色が見えないことに気づいて挫折したこと。
でも雨に会って、俺の花火を見せたいと思ったこと
そして太陽は千秋に言います。
「もしどこかで俺の母さんに会ったら伝えて、ごめんなさいと。俺のせいで火事に巻き込んで…」
伝えるわと約束した千秋は、太陽に「見たい景色があるの」とリクエスト。
陽平と春陽と太陽、3人の家族団欒の景色を見せてあげる太陽
その頃、雨は日下に「私のこと、死なせてください」と願い出ますが、日下は「私は見届けるだけ、何も出来ない」と言い、自分の過去について語り始めます
日下も雨と同じように、かつて奇跡を受け入れたのでした。
脚本家になるという自分の夢を捨て、彼女がなりたいと言う画家になってもらおうと、動けなくなるという彼女の運命を引き受けたのでした
辛く悲しい状態になった時、彼女は画家になるために日下を捨てます
それから日下は孤独に生きたのです、希望のない世界を、たった一人で
やっぱりないんですね、希望の光なんて
気を利かせて春陽とコンビニに買い物に出た太陽。
陽平は気配を感じるのか「そこにいるのか」と千秋に語りかけます
この20年間ずっと考えてた。
俺に出会わなければ、まだ生きられたのにと…
でも、俺は君と生きられて良かったと思ってる。
あの時雨を降らしてくれたの、お前だろ、ありがとう
「何があっても守る」と約束したから
陽平=エンケンさんの独り言が切なくて、温かい…
春陽と名付けたようにポカボカと
陽平は言います。
俺の10秒間は明日香と出会った最初の10秒間
それを聞いた太陽は「俺、わかった気がする、どんな花火にするか…」
「その火を消さないように誰かと共に、その火を守っていく…」
五感を失うことで雨が不安になってると、千秋から聞いた太陽は、たくさんのキャンドルを持ち帰り、火を灯します
「俺、世界中の病院をまわって五感を取り戻す方法を探すよ」
そして君はパティシエになる…
いつかまた食べさせてよ、君の最高傑作を…
キャンドルの火を見つめて雨は言います、涙を流しながら…
「こんなにあったんだね、私の希望」
その夜、雨は日下に話します。
「一つだけ見たい気色があるの、太陽くんが立派な花火師になって幸せになってる未来」
だから、生きます
奇跡なんかに負けない。
諦めない、私は生きてやる
いつか見る景色のために
日下は美術館に行き、かつて自分を捨てた画家の絵を見ます
その中に彼女と日下を描いた作品を見つけます。
タイトルは「ごめんなさい」
長崎の美術館に彼女の作品が飾られているのは知ってたけれど中々見に来れなかった日下は、雨が希望を捨てないことに触発されてこの場に来て、彼女の真意を見届けることができた のでした
「私の人生は、今日この瞬間のためにあったのかもしれない」
そして、いよいよ太陽の花火の審査が始まります。
果たして…
太陽は雨に自分の花火を見せられるのでしょうか
今回は案内人二人の事情が判明。
そんな流れになろうとは…な感じでしたね
で、結局、春陽は婚姻届を出してないことを太陽には言わないの
とか、雨は一人で大丈夫なの
とか、何一つ解決してないし…
それでも、なんだかんだ最後まで見るんですよね
雨と太陽が、永野芽郁さんと山田裕貴さんだから