東三条殿に入った盗賊の正体は直秀(毎熊克哉)ら散楽一座だったのです
道長(柄本佑)は「やっぱり」と言い、何も盗ってもないから解放しようとしますが…
〈以下ネタバレあります〉
直秀が貴族批判をし、武者たちに余計なことを吹き込もうとしたため、仕方なく検非違使に引き渡すことに
その後、こっそり検非違使長に袖の下を握らせ「あんまり痛い目に合わせるな」と頼みます
そこへ、直秀の隠れ家を訪ねていたまひろ(吉高由里子)が盗賊仲間と勘違いされて、獄に連行されてきて…
道長は慌てて、自分の知り合いだとまひろを連れ帰ります
宮中では、花山天皇(本郷奏多)に義懐(高橋光臣)が子を作れと新たな女子をあてがおうとして反感を買い、なんと道兼(玉置玲央)が信頼を得始めていました
そんな中、詮子(吉田羊)が兼家(段田安則)を見舞った時、彼は突然目覚めます
実は、兼家はとっくに目覚めており、全ては晴明(ユースケ・サンタマリア)と交わした計画だったのです
その目的は、亡くなった忯子の御霊を鎮めるためと称して花山天皇を出家させること。
そして、詮子の子=懐仁親王を玉座につけることでした
そのことを兄弟の中で唯一知っていた道兼
彼は満足気に「父上は兄よりも弟よりも、この私を頼りににされたのだ」と言うのでした
自らの腕にアザをつけ、花山天皇に取り入ったのも、全ては右大臣家のためだったのです
そんなある日、道長は同僚から「盗賊が流罪なんて滅多にない、むち打ち程度で済むものを」と言われ、何気に流罪になる日にちを聞き出します
その日、まひろを連れて検非違使の元を訪れると「もう出た」と言われ、その場所が屍の捨て場の鳥辺野と聞いて真っ青になり馬を飛ばしますが…
間に合わず、直秀たちは処刑されていたのでした
鳥の餌にならぬよう、まひろと穴を掘り遺体を埋める道長
そして、叫びます。
「すまない、お前たちを殺したのはこの俺だ。俺が余計なことをしたから…」
袖の下を渡して「痛めつけるな」と言った言葉を取り違えられてしまったことに、この時初めて気づいた道長
何もしなければ、むち打ち程度で解放されているいたものを…
自分はなんと世間知らずだったのか
直秀たちに詫び続ける道長を、慰めるまひろ
誰よりも信じられた友だったのに…
なんとも切ない、そして恐ろしい事件でしたね
道長がどれだけ高い位の者なのか
なんともやり切れないことでした
それからしばらくして、ついに晴明は動き出し、忯子の御霊を鎮めるためにと、花山天皇に出家を勧めるのでした
果たして…
遠い国とはそういう意味だったのか…
としばし、茫然としてしまいました
直秀=毎熊さん、ロスになりそう
そして、まひろは大切な人を失う運命のようですね
道長との恋も先行き不安だし