雨(永野芽郁)は、千秋(松本若菜)に「今って何秒間だと思う」と問われます
わからないと答える雨に、千秋は「色々な説があるけど、今は10秒間っていうのが一番しっくり来る」と言います
〈以下ネタバレあります〉
そして、千秋は「この10秒間を精一杯、幸せに生きることだけを考えてみれば」と助言します
一方、太陽(山田裕貴)は司(白洲迅)に会い、雨が触覚を失ったことと、あと少しで視覚も失う事を打ち明けます
太陽は、ちょうどその頃に行われる桜まつりで自分の作った花火を見てもらいたいと、重ねて言います
そして太陽は、桜まつりが終わったら花火師をやめて雨を支えようと決意していました
司を呼んだのも、自宅でできる仕事を紹介してもらおうと思ったからでした
そんなある日、太陽は雨が睡眠導入剤を服用していたことを知り、ショックを受けます
千秋は、太陽が花菱を辞めると知ったら雨が悲しむと言います
すると太陽は雨には言わないと返します
日下(斎藤工)は、太陽の決断を否定するなど案内人のやることではないと、千秋に注意します
太陽は、陽平(遠藤憲一)と春陽(出口夏希)に、今夜雨にプロポーズすると伝えます
そこで太陽は、雨が五感を失うことを陽平たちにも打ち明けるのでした
その夜、公園で花火をする二人
そして、太陽は雨にプロポーズします
「何も出来ないけど、ずっと雨のそばにいるから。結婚しよう、雨」
私今、誰よりも幸せだなぁって
嬉しかった…
でも返事は保留にする雨
そして、日下に打ち明けます。
「太陽くんは私のために結婚しようって言ってくれたんです」
雨は太陽が読んでいた介護の本を見たのです。
恋人を介護するためには結婚すること、とその本には書いてありました
日下は「プロポーズを受けてみれば」と言います。最近は優しい言葉をかける日下なのです
春陽は司にミサンガを渡しに行き、その時、なんだか元気がない春陽に太陽が花火師を辞めるからと言ってしまう司
それを聞いた春陽は、家に帰ると太陽に詰め寄ります
「お兄は跡取りでしょ、お母さんが必死で守ってきたこの会社を守る義務がある」と怒ります
そして、雨を訪ねると「酷いことを言ってるのはわかってる、でもお兄から花火を奪わないでお願いです、お兄の前からいなくなってください」
その頃、太陽は千秋に「俺、間違ってますか」と尋ね、千秋から「前言撤回、心のままに生きなさい」と言われていました。
そして、どんな花火にしたらいいのかわからないと尋ねると、千秋は「打ち上げ花火が打ち上がって消える時間=一番大切だった10秒間を花火に込めてみたら」と助言します
家に戻った太陽は雨からプロポーズの答えをしたいと言われます。
「私でいいの」
「雨じゃないとダメなんだ」
この時の山田裕貴さんのセリフ…
グッときましたね
太陽くん、いつも私のこと一番に思ってくれてありがとう
私と結婚してください
そうして、二人は婚姻届を書きます。
証人として陽平と司に署名してもらい「出しとくね」と言う雨。
太陽は信じて疑いません
太陽が仕事に行くと、雨は司に「これは出さない」と告げます。
太陽くんには言わないでと司に頼むと、司は「僕は"カサ"だから、雨には必要でしょ」と言って、その頼み事を聞いてくれるのでした
雨は一緒に暮らしたいと言う母(真飛聖)に電話をして「どこか遠くで暮らしたい」と願い出ます
そんな雨に日下は「今だけはどんな嘘をついても神様は許してくれるでしょう」と、また優しい言葉をかけます
その夜、雨と太陽は二人だけの結婚式をします
それはなんとも切ない結婚式…
「綺麗だよ、お姫さまみたい」
そして二人は誓いのキスをします
この10秒間だけは誰よりも幸せな今…
雨は春陽にメッセージを送ります。
「1か月だけ太陽くんと結婚したフリをさせて、お願い」
それを受け取った時に、春陽は陽平から「母さんの写真があったんだ」と言われ、その写真を見ます。
そこに写っていたのは、何と千秋だったのです
我々はただ見守るだけ。
でも心の中で思うことは自由です
日下は千秋にも優しい言葉をかけるのでした
何と、千秋が太陽の母親だったなんて
どんな展開
そして、1か月だけの花嫁とか…
どれだけ胸が痛いのやら
どちらの思いやりも重くて…
これを愛と呼ぶのか…
なんだかわからなくなってきましたね