あおぞらホールの閉館が3月末から2月末に繰り上げになり、市側は今後一切晴見フィルの新規イベントは受け付けないと言い出します
〈以下ネタバレあります〉
練習場所も失ってしまい、ちゃんとした舞台もないまま、解散することになってしまう晴見フィル
落ち込む団員たちに、小村(西田敏行)は恒例行事の梅まつりでゲリラ的にコンサートを開いてはどうかと提案
古谷(玉山鉄二)を中心に、市側にバレないようにコンサートの準備を進めます
響(芦田愛菜)を巻き込んで。
「さよならコンサート」に向けて進めていく中で、俊平(西島秀俊)はコンマス・近藤(津田寛治)の密かな夢を知ります
近藤の夢は、指揮者になることでした
さらに瑠李(新木優子)の素顔についても知ることに
彼女の両親は幼い時に離婚、今は互いが別に家庭を持っているそうですが…
そんな両親がフルートの演奏会には二人仲良く並んで観に来てくれたのだと言うのです
それが瑠李がフルートを続けている理由でした
そんな時、響(芦田愛菜)はホールのオーディオルームによく来ている富子(白石加代子)から、題名のわからない曲があると相談を受けます
彼女の鼻歌を聞くと、カルメンのハバネラのようなのですが、違うと言います
そのことがずっと気になる響でした
そして、迎えたラストコンサート。
ハバネラを歌うはずだった瑠李のフルートのソロ演奏「カルメン組曲第1番間奏曲」でスタートします。
あなたは本当は繊細で優しい人…
俊平が見抜いた瑠李の本質のような美しい曲
客席には、離れた席ではあっても両親揃って聞きに来てくれてましたね
そして、最後に俊平は粋な計らいをします
最後の指揮を近藤に任せるのです
第1回の演奏会から参加している近藤の最後の花道…
夢を叶えた圧巻の指揮
津田寛治さんの迫力ある指揮に、客席の西島秀俊さんも笑顔がこぼれる、とても素敵なシーンでした
一方、資料整理をしていた響はついに富子が探していた曲を見つけます
それは金井克子の「他人の関係」でした
ようやく思い出の曲の曲名を知ることができた富子は大喜びです
それは、このホールが閉館になってしまうギリギリのタイミングで、奇跡のようなお話でした
大輝(宮沢氷魚)の言葉が胸を打ちます。
「マエストロが言ってた、音楽は人の心を救う」
晴見フィルの皆は、観客に最後の挨拶をします
40年間、ありがとうございました
晴見フィルが解散になってしまって、俊平はこの先どうするのでしょうか
鏑木(満島真之介)に何やら電話がかかってきていましたが…
まだ響との関係も完全修復とはいってないし…
これからの展開が、気になります