倫子(小芝風花)は、お知保(森川彩香)が家治(亀梨和也)の側室となったことを知り、激しく動揺します
〈以下ネタバレあります〉
家治が田沼(安田顕)に強要されて仕方なくそうしたことを知らない倫子は、早速お知保の所へお渡りになると聞いて、ショックを隠しきれません
しかし、その夜は添い寝だけで終わり、倫子は少しホッとするのですが
そんな折、増上寺代参が行われることになり、松島(栗山千明)の反対を押し切り、倫子は家治の代わりに御台所として務めることに
倫子がお品(西野七瀬)を伴って無事に参拝を終えると、猿吉(本多力)が倫子の好物の白味噌せんべいを持って現れます。
それはお品が倫子のためにと、葉山(小関裕太)に頼んで作らせた物で、倫子は大喜びでそれを手に茶屋で休みます
そこで倫子に松平定信(宮舘涼太)が声を掛けます。
彼の幼名が「賢丸」と聞いた倫子は、定信が幼なじみであったことを思い出します
お品の許可を得て、二人が幼い頃のように江戸の町の散策を楽しんでいると、怪しい者に襲われます
見事に倫子を守りきる定信。
賊は「平賀源内」と名乗り、定信の依頼で、田沼の悪事を世に知らしめようとしているのだとわかります
庶民の貧しい暮らしを知り、平賀源内(味方良介)からの話も聞き、定信からも「何故家治が田沼の言いなりなのかわからない」と言われた倫子は家治のことを必死で庇うのですが…
代参にも行かず蘭学の勉強をしていたというお知保。
添い寝しただけと揶揄されても「上様のお力になりたい」と毅然と言うお知保を見た倫子は、お知保が家治のことを本気で思っていることを知り、激しく嫉妬します
それは倫子にとって初めて抱く感情でした
定信は久々に家治と将棋を指します。
そこで、田沼を重用することをたしなめますが…
「優秀な者を取り立てているだけだ」と一蹴されることに
定信は田沼によって、徳川の系列から松平に養子に出された経緯があり、個人的な恨みもあったのです
その時、倫子が定信の初恋の人だと聞いた家治は、その夜倫子の元へお渡りになることに
喜ぶ倫子でしたが…
松島の陰謀により、お風呂が使えなくなり「こんな体では…」と嘆く倫子
「諦めるのですか」とお品に肩を押された倫子は、冷たい水を浴びてまで支度を急ぐのですが…
家治が寝所に行くと、そこにはお知保がいました。
「私が欲しいのは上様」と、大奥に来た時に優しい言葉をかけられて以来ずっと好きだったと告白するお知保でしたが、家治は倫子を思い、部屋を出ていきます
その家治に歩み寄った田沼。
「このままでは上様のせいでまた人が死にますぞ」と耳打ちします
家治の母が亡くなった時にその母の遺言として、地下の牢屋に連れていかれた家治(当時は竹千代)は、その目の前で捕らえられていた本当の父親だという男を田沼に斬り殺されます
これで立派な将軍になれますぞ
これで家重の息子として時期将軍になれると言うのです。
この時の血にまみれた田沼=安田顕さんの怪演が物凄かった
ここ最近、優しい役柄が多かっただけに、ビビりましたね
寝所に戻った家治は、ついにお知保を抱くのでした
水浴びで体を清めた倫子の声が聞こえる中、目を閉じる家治
そして、松島に足止めされる倫子。
「ここから先へは行かせませぬ。これは上様のご意志です」
倫子の心が悲鳴を上げるのでした
なんとも切ない、悲しい展開。
舘様、何とか助けてあげてと思っちゃいましたが…
はてさて、倫子はどうなっていくのでしょうか