超高級ホテルで行われるパーティーのコース料理のコンペに勝った岳(高橋文哉)は、レストラン「K」を代表して、フルコースをまとめあげることに
〈以下ネタバレあります〉
しかしこのパーティーは数学界で権威ある楠瀬正美賞の受賞パーティー。
かつて数学オリンピックで圧倒的な才能の差を見せつけられ、トラウマ的存在である広瀬(細田佳央太)が、この賞の受賞者であるとことを知り、岳はとてつもないプレッシャーを感じていました
パーティーを1週間後に控えたある日、なんと広瀬は「K」の厨房に突然押しかけて来ます
その日の営業終了後、岳は海(志尊淳)に促され、広瀬との関係や数学者の夢を諦めた理由を皆に話します
それを機に厨房に生まれる一体感
海は「皆を統率して、完璧を超えろ」と岳に告げます
一方、渋谷(仲村トオル)や淡島(高橋光臣)と密会を重ねていた海は、その夜、彼らの前で倒れてしまいます
そして、目覚めた時、淡島に「医者としてはもう無理はさせられない」と言われます
謎の裸の人は、医者だったんですね
しかし、それでも海は「料理で神を超える」と言い放ちますが、渋谷に「その勝負に負けたんだ、奇跡は起きない、お前はもう料理はできない」と、残酷な現実を突きつけられるのでした
その頃、海外留学を打診された魚見(白石聖)は岳に別れを告げに来ていました。
岳は魚見のパーカーを何故か欲しいと言い出し、自分の着ていたパーカーと交換します
魚見の想いが切ない、でも素敵なシーンでしたね
この魚見のパーカーのデザインが後々のヒントになろうとは
そして、パーティー当日。
なんとか皆の力を合わせて作り上げた料理を提供する岳でしたが、広瀬は食べようともしません
ガックリと落ち込んで厨房に戻ってきた岳に、布袋(細田善彦)や孫六(板垣李光人)が「いつもみたいに解け」と、温かい言葉をかけます
そして、海も姿を見せ「お前にしか伝えられないものがあるだろ」と助言。
その言葉にノートを開いた岳は、ついに答えを導き出します
岳のノートを見た海はジャケットを脱ぐと「超えるぞ」と岳に告げ「これが最初で最後だ」と、岳に協力してソースを作り始めるのでした
岳がずっと望んでいた、海とともに料理をすること。
それをついに叶えてくれた海
もう、めちゃくちゃかっこいい志尊くん
でも、切ない
岳は、広瀬に料理の素晴らしさに気づいてもらうために、フィボナッチ数列を使った料理を提供。
完璧な黄金比に仕上げられた料理に舌鼓を打つ広瀬
「ありがとう、僕は今新しい感覚を知った、さすが岳だ」と言う広瀬に岳は「この料理は皆の力をまとめたものなんだ、それも全て数学のおかげなんだ」と告げます
パーティ後、岳が海に「広瀬くんに認められたら、なんだか寂しい思いがして」と打ち明けると「上に行けば行くほど孤独になるんだ」と言われます
そして、2週間パリに行くと言う海は「お前が料理長だ」と告げます
それが海さんを見た最後になった…
この岳の言葉がなんとも不穏で…
これから、今まで前後に現れていた1年後の岳の姿になっていくのかと思うと、なんともやり切れないような
海がどうか、生きていてくれることをただ祈るばかりですね