一度は行ってみたい世界の絶景 アメリカ・ユタ州 ゴブリンバレー州立公園 | ぜひ行って欲しい!世界のお勧め絶景スポットを紹介するブログ

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これまでに訪問した国は数十ヶ国以上。
特に印象に残った選りすぐりの絶景スポットを紹介していくブログです。
海外旅行を計画している皆さんのために、心に残る旅行の手助けが出来たら嬉しいです。

今日の絶景
  アメリカ・ユタ州 ゴブリンバレー州立公園

ゴブリン・バレー州立公園は、
キャピトルリーフ国立公園からアーチーズ国立公園に向かう
3時間の道程の途中にあって、
キャピトル・リーフ国立公園から約1時間、
アーチーズ国立公園から約2時間の場所にあります。

ゴブリン・バレーの北側と東側半径150kmは、
荒涼とした砂漠が続いていて、
その中を道がひたすら走っているだけで、
延々と道が続き
こんなところに公園があるとは思えない感じですが、
標識を信じてひたすら走ると、
ちょっとした丘が見えてきます。

公園に近付くと、同じ様な大きさで微妙に表情が違う
3匹のゴブリン(小鬼)が行儀良く並んで迎えてくれます。

この3体だけがポツンと平原の中に佇んでいて、
なんとも云えない愛嬌があって、芸術品といっても良いような、
思わず微笑んでしまうような洒脱な味が有ります。

丘の麓に小さな小屋がありますが、ここが公園のゲートです。

ゲートをくぐると、直ぐに不思議な岩が見えてきます。

丘の上で車を止めると、
丘の裏にはチョコレート色の無数のゴブリンが
一面に広がっています。

とにかく予想以上の数に唖然とさせられます。
この「ゴブリンの谷」見物には見晴台が用意されていて、
そこから一望できます。

ここはとにかく奇妙な場所で、
ゴブリンと呼ばれる不自然で不思議な形をした
モンスターのような岩が見渡す限りにびっしり群がってあります。

ゴブリンとは、「小鬼」という意味で、
どこか憎めない悪いやつという意味合いもあります。

どれも頭が大きくて、不思議と笑いを誘う
可愛らしいユーモラスなキノコのような奇岩は
大勢集まってガヤガヤ騒いでいるように見えるのがあったり、
一人ですましているように見えるのもあるので、
見飽きる事がありません。

遠くからだと小さい岩がゴロゴロ転がっているようにしか
見えませんが、実際の岩はかなり大きいです。
1個の高さが約3mほどあって
身長よりはるかに高い巨大なゴブリンの形をした岩が
無数にあるのです。

なんでこんな形の岩ができたのか?
そしてこんな広大な砂漠の中で、
なぜここだけに変な岩が密集しているのか理解できません。

岩をさわってみると、
火山灰のような細かな砂が圧力で固まっているような性質で、
強くひっかくとボロボロと岩が削り取れます。
これだけ柔らかい岩なら雨が降るだけでどんどん削れ、
大まかに削り取られた岩の間を強い風が吹き抜け、
数千年をかけてさらに磨かれて
このかわいらしい形状になったのだと思われます。


それにしても、これが雨風による侵食の結果、
自然にできたものであるなんて本当に信じられません。
地球の驚異というものが強烈に心に焼きつき、
ほんとうに恐るべき星だと実感します。

決められたトレイルもなく、
かくれんぼ気分で中を自由に歩いてみると
ゴブリンの群れの中はまるで巨大迷路のようです。
歩き回っていると童心に返り、すごくワクワクします。

ゴブリン・バレーは、夕方訪れるととても綺麗です。
但し、近くに宿泊施設だけでなくガソリンスタンドすらなくて、
一番近い宿泊施設でも、車で西に90分くらい進んだ
キャピタル・リーフに2軒のモーテルがあるくらいです。

このようにゴブリン・バレーの周りに町はなく、
人間を寄せ付けない場所にあるので、
ここの展望台から岩々を見ていると、
ひょっとしたら、夜には岩たちが勝手に動き出して
遊んでいるんじゃないだろうかなんてことも考えてしまいます。
また、ここの地形は平坦でこじんまりしているので
ゴブリンの群れの間を散策するには1時間もかかりません。

余談ですが、ゴブリンバレーのTシャツは
「地球上でここのゲート」でしか販売していないレア物なので、
レンジャーがいたら買っておくといいでしょう。

レンジャーが不在の場合は
公園内の宿舎まで行ってゲートまで連れていって
売らせる必要があります。


★ゴブリンバレー州立公園への行き方
近くに小さな街はいくつかありますが、
ラスベガスかユタ州のソルトレイクからが行きやすいです。

ラスベガスからだと街の中を走る15号線に乗り
ソルトレイク方面に北上し、3時間くらい走ったら
50号線に乗り換え東に向かいます。
さらに3時間くらい走り、24号線を西に戻るのが
一番早いアクセス方法です。

50号線と24号線は、平行して走っているのですが、
24号線は、高速道路ではないので、時間がかかります。
でもこの24号線は、アメリカ国内でも絶景の道として有名なので、
是非時間をかけて24号線を走って貰いたいです。
かなりの距離がありますが、
それほど陸の孤島にあるということです。


この公園はハイウェイから分岐して、見物して、
分岐に戻るまで1~2時間有れば足りるので、
グランドサークルを車で回ることがあったら、
アーチーズとブライス・キャニオンの間のこの公園も
ぜひ訪ねてみてください。





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