八重垣神社からはにわロードを歩く。
こういう道はゆっくりと歩いたほうがいい。
やがて神魂神社に到着。何分ぐらいかかったのか。時間を気にしないでお参りするような場所である。こういうところへ行ったら、時間を気にすべきではない。
(鎮座地)島根県松江市大庭町
(祭神)伊邪那美命
神魂神社と書いて「カモス」と読む。諸説あるが、神坐所=「かみますどころ」が転じてカモスとなったという。
社殿。これは1583年に建造さえたもので、出雲様式の社殿で現存するものでは最も古く、国宝に指定されている。国宝だというからすごい建物だと思って行ったのだが、これが国宝か?というのが正直な気持ちだった。
室町時代の建物だから、こういうものかと納得できる点もある。
神魂神社の不思議なところは公的な記録に記載されていないことである。ということで出雲国造一族の私的な神社だったと推測されている。
今では辺鄙な場所になってしまったが、古代出雲の中心地は大庭矢来地区だった。近くに出雲風土記の丘があり、ここがかっての中心地であったことを示している。
それでは、今の松江は当時はどうだったかというと、宍道湖が拡がり、潟があり、とても人が居住できる場所ではなかった。
松江市が発展したのは江戸時代になってからで、まだ新しいのだ。出雲と松江は分けて考察しなければならない。










