地下鉄・幌平駅で下り、札幌護国神社を参拝する。

 

札幌は北海道の中心都市だが、護国神社だけは、かっての軍都・旭川の方が重みがある。

 

札幌護国神社は中島公園に隣接する場所にある。

 

(鎮座地)北海道札幌市中央区南15条西5丁目

(祭神)護国の神霊

 

中島公園に隣接するだけあって、公園のように見える。

 

 

 

 

神門。堅魚木と千木が目立つ。神社をお参りする気分が高まるね。

 

 

これが社殿。護国神社の社殿はこういうものである。厳かさと静粛さを感じる。

 

 

ここまで見た限りでは普通の護国神社である。

 

違うのは、境内に多賀神社があることだ。社務所は、護国神社と多賀神社、共通である。縁結びグッズなど売っている。

 

多賀神社は、1949年に近江の多賀神社を分霊して建てられたもの。敗戦で、護国神社の地位が危ういと感じたのだろう。多賀神社を建て、恋愛、縁結びの神とした。

 

多賀神社の方が人気があるようである。地下鉄の幌平駅には多賀神社の案内があるぐらいだ。

 

 

多賀神社の社殿。

 

 

護国神社は、遺族会の高齢化と共に衰退する傾向にあることは間違いない。地域によって濃淡があることも事実だが、宮司さんが諦めてしまっているところもある。話を聞くと、その地方の事情がわかる。