浜松市の中心にある五社神社・諏訪神社を訪れる。二つの神社名が並列する珍しい神社である。扁額を見れば分かるね。

(鎮座地)静岡県浜松市中央区利町
(祭神)五社神社=太玉命、武雷命、斎主命、天児屋根命、姫大神
諏訪神社=建御名方命、八坂刀売命、事代主命
五社神社は、もとからここにあった。別の場所にあった諏訪神社は江戸時代に焼失し、城下町整備の都合上、五社神社の隣地に遷座した。五社神社と諏訪神社は隣接していた。
こうなると、明治の神社合祀政策で一つになったと思いたいところだが、明治以降も変わらなかった。
五社神社と諏訪神社の社殿は、両方とも国宝に指定されていたが、戦災で焼失した。その再建の過程で合祀する方向になった。宗教法人としての統一は1960年で、1962年に合祀することが正式に決まった。
その後の過程が長い。現在の社殿が建てられたのは1982年である。終戦後37年間、仮社殿だった。



これが拝殿である。五社神社と諏訪神社と二つの神社があるが、拝殿も本殿も一つである。ややこしいが、左側が五社神社、右側が諏訪神社で、賽銭箱は二つある。
静岡浅間神社を思い出したね。同じ形だ。静岡浅間神社も浅間神社と神部神社の二つの神社があって、拝殿は一つである。

浜松城に近く、五社神社も諏訪神社も、両社とも、徳川秀忠の産土神である。歴史があるから、一つの神社名に統一できなかったのだろう。