旧野﨑家住宅は、倉敷市児島味野の児島ジーンズストリートはずれにあります。塩田王として知られる野﨑武左衛門の旧宅で、公開にあたって大蔵の内部を改装し、塩づくりに関する歴史的な資料が展示されています。
”御成門・長屋門” 御成門は貴賓の出入り口で、表玄関から表書院へと通じており、通常は閉ざされています。長屋門の石垣は、鉢巻積の工法によるもので、七段の石垣を上がると右に桃座敷、左に南座敷があります。
”土蔵群” 長屋門を通ると母屋の右手に土蔵群が迫ります。蔵は、『商人のお城』 とも言われ、南から内蔵・大蔵・書類蔵・新蔵・岡蔵と並び、内蔵後方には夜具蔵が配されています。
”内玄関”
”庭園” 江戸末期にできた枯山水の庭園です。
”表書院” 野﨑家の中心となる建物で、貴賓の応接にあてられたものです。
庭園内の大きな石は、貴賓の籠を下ろす時に使われました。
”表書院・下の間”
”表書院・上の間”
水琴窟の心落ち着く音色が楽しめます。
”中座敷” 野﨑家が住まいの中心とした母屋は、天保4年(1,833)頃の建築であり、中座敷から向座敷まで42m、九つの座敷が連続しています。立派な雛人形が飾ってありました。
苔むした庭園です。
”第二展示館” 岡山藩主から拝領した享保雛をはじめ、様々な雛人形が展示されています。
”第一展示館” 製塩の歴史を学ぶことができます。
”千両箱” 重さ約15キロ、箱は思ったよりも小さかったです。
お土産には、児島名産の塩羊羹をどうぞ!