倉敷市真備町岡田にある 「真備ふるさと歴史館」 です。
歴史館は、岡田藩支配時代の古文書を公開し、当時の村の支配や村人の暮らし、産業興しの工夫、災害を防ぐ努力など、私たちの祖先に触れることが出来る施設です。
真備地区ゆかりの推理作家、横溝正史氏の遺品を展示する 「横溝正史コーナー」 も設けられていて、自筆原稿や実際に使っていた座机、筆記具などが展示されています。
横溝作品の数々
”本陣殺人事件”
真備ふるさと歴史館の近くにjは、「横溝正史疎開宅」 があります。横溝氏が太平洋戦争末期の昭和20年、両親の出身地に近い吉備郡岡田村(当時)へ疎開して3年余りを過ごしています。
この時期に、岡山の山村や離島に残る様々な因習や言い伝えを見聞し、それが後の作品世界を生む土壌になりました。
名探偵・金田一耕助が登場してきそうです。
疎開宅の手前には、濃茶の祠という小さな祠がありますが、小説 『八つ墓村』 に登場する 「濃茶の尼」 の名前は、ここから取られたようです。