今日は早めに朝食に行く。
あら? 昨日と同じメニュー、昨日美味しかったものを、つまりパンといくつかのサラダを摂る。
ところが旺盛に食べられない。
飽きだろうと思っていたが、美味しさも中途半端。

今日はやっと寺社へ行く。
京都駅からバスに乗ろうとして歩き出したが、風の寒いこと!
これはダメだわ。
私はホットフラッシュのせいかよくよく油断していて、持ってくるはずのストールを家に忘れて来た。ガーン魂
本来なら貼るカイロと防寒具は必須なのに、手袋はさすがに身に着けていたけれど…
伊勢丹でストールを買う。
カシミア… じゃなくてもいいのだけど、なんとかウール(それもインドウール!)を探し出してお値段で買う。カシミアは東京では、コート下にはほぼ使わない。電車に乗るとか、屋内に入るたびに外すことになる。
昔、インドシルクというのがありましたけど、インドウールに一万円近く出す日がくるなんて。

左が忘れた絹のストール

右が・・ 泣く 泣


でも果敢に先を急ぐ日なのよね。
セーターの襟に沿ってくるりと包むように、コート下に身につける。

まずバスで10分程度で、三十三間堂の前で降りる。本当に便利で感謝。

三十三間堂、内側の撮影は禁止ですが、
もうひとつの目で見れば、たしかにこのようであるだろう、いくつもの守護が。

どなたももう一度お歩きになれば、如実に思い出すと思いますよ。歩くと廊下は子犬が一緒にいるような音を立てます。それが地震を逃がす設計の仕組みのようです。

(ただしお堂内は靴を脱ぐので、厚地の靴下が要ります)








私は三十三間堂には来ていないと思っていましたが、伯母と訪れたことを思い出しました。思いがけず再訪し、空気から何から、感覚が、最もわかりやすい京都 No.1 だわ、と思いました。

そこから、向かい側の国立博物館へ入りました。本当は休める所があると良かったのですが、あるはずのレストランも見当たらず。
伯母と一緒のときには、美術館のほうに入って鮮明な記憶があります。博物館では展示物は(ド根性で)全部見たけれど、自分が既に真直ぐ歩けないことに気づきました。
館内は薄暗くて、小さな子供2人連れの外人カップルがベビーカーを押していて、子供は大泣きしているのだけど、たいして構わないらしくて。親の興味で博物館までどんどん見るのだなと。
私は、子供は泣くのが仕事だから一向に構わないし、広場や集団があれば、赤ちゃんの泣き声がするのは自然なことだと思うから、いいんですけどね。
2歳半とか3歳の旅行、覚えてる?っていうのはちょっと無理よ。
日本刀の真剣あったよね、南北朝時代のものがいいな、なんていう子がいたら私にください。

私は左足に剥離骨折があるから、右で庇って歩くが、その右足が真直ぐ出なくなり、しかも薄暗い階段で最後の段が毎回見えなくて、掴んだ手摺にぶつけて爪を割ってしまった。
私はとても疲れていて、もう館内を歩けなかった。
さっさと立ち去るのが正解らしい。

そして私はタクシーで、最大の目的地に向かいます。…