▲ 年度/出願者/受験者/合格者/対受験者合格率

現行の試験制度になった2006(平成18)年度以降の試験実施状況。個数問題の出題がなくなる、記述式が解きやすいなど、近年は易化傾向と言われる。補正措置発動の2014(平成26)年度の伊藤塾の合格祝賀会で行政書士会の偉い人の「補正措置がなければ合格率は4%台だった」という発言を覚えている。以下、主に初受験した2014(平成26)年度試験の話。

◆受験動機
当時(32歳)、係長1年目の自信喪失期。汎用性の高い切り札が欲しくて司法試験を目指すことを決意。我ながら発想が飛躍している。「手始めに行政書士、1年でダメなら全部諦める」という方針。結論から言うと無事合格できた。


▲2014(平成26)年度の結果

◆教材
伊藤塾(お茶の水校・竹内先生クラス)の講座を受講。伊藤塾テキストと伊藤塾過去問集のみを使用。テキストだけでもかなりの分量がある。



▲伊藤塾 行政書士合格講座テキスト

◆勉強期間(時間)
2014(H26)年1月から約10ヶ月。講義とは別に【15時間/週】ペースで勉強時間を確保。試験直前の2週間ほどはその倍くらい勉強したけど、基本このペース。通勤中に問題演習をしたりする時間も含む。8月頃は問題が解けなくてスランプだった。8/31(日)《試験69日前》の伊藤塾中間模試がこれ。民法がてんでダメ。


9月から民法を徹底的に復習。10/19(日)《試験21日前》最終模試がこれ。9月からでも十分巻き返せる。


◆ポイント
予備校講師から「最後は地頭」という救いのないコメントをもらった事がある。残酷な真実だと思う。勉強習慣・方法が確立していれば半年でも合格できるだろう。試験慣れしていると、分からない問題でも各肢の記述を比較したりいろんな技を総動員して2、3択に絞れたりする(特に一般知識)。そんなのなくても、繰返し復習&問題演習で十分乗り切れる。「いろんな参考書や問題集に手を出す」は絶対禁じ手。これやった瞬間に落ちると考えて差し支えない。

◆行政書士試験合格後
予備試験受験生になるはずが、司法書士受験生になる。その後も毎年、行政書士試験を受けている。予備試験と全科目かぶってるし、苦手な行政法・商法の復習に最適。





▲2015(平成27)〜2017(平成29)年度の結果


▲2014(平成26)〜2017(平成29)年度の合格証