4年前に今大会を制覇したドミニク・ティエム選手。
その直後、手首の怪我の手術を行った。
その後、ツアー復帰をするも殆どと言っていいほど
良い成績を残すことができず、3年経った今もなかなか
勝てない状況が続いた。
ランキングも現在210位まで下落してしまった。
それゆえ、今季限りで引退を決めた。
そして、この大会がグランドスラム最後の試合となった。
この大会はワイルドカードで出場、1回戦は新鋭世界ランク13位の
シェルトン選手と対戦した。
結果はシェルトン選手が圧倒、ストレートでティエム選手を
降した。
ティエム選手と言えば、強烈なフォアハンドのトップスピンと、
鮮やかな片手バックハンドが特徴で、かつてはビッグ4に最も
近い存在だった。
やはり怪我の影響が大きかったようだ。
ティエム選手の武器であるトップスピンが以前ほどの威力を
失くしてしまった。
ティエム選手と同様、今季限りでシュワルツマン選手も引退を
決めている。
恐らく、近いうちにナダル選手も彼らに続くであろう。
分かってはいるけれど、名選手が引退してしまうのは残念で
やはり寂しい。