男子シングルス決勝は、ジョコビッチ選手とアルカラス選手の
対決となった。
先月のウィンブルドンではアルカラス選手の圧勝だったが、
オリンピックは3セットマッチなので状況が異なる。
ジョコビッチ選手が勝てば最年長、アルカラス選手が勝てば
最年少の優勝者となる。
ジョコビッチ選手が唯一手にしていないビッグタイトルは
このオリンピックの金メダルだけ。
年齢的にこのチャンスを逃せば、恐らく次は無いだろう。
それゆえにジョコビッチ選手としては是が非でも勝ちたい
ところだ。
第1セット、お互い良い立ち上がりだが、アルカラス選手が
押していた。
しかし、なかなか再三ブレイクチャンスがありながら、
ものにすることができなかった。
それだけジョコビッチ選手のディフェンス能力が高かったとも
言える。
結局、タイブレイクでギアを上げたジョコビッチ選手が
このセットを先取した。
第2セット、ジョコビッチ選手としては体力面を考えると
このセットで決着させたいので、早くリードを取りたい
ところなのだが、アルカラス選手はそうはさせまいと強打で
対抗した。
このセットも接戦となり、タイブレイクに突入した。
タイブレイクでは、再びジョコビッチ選手のパフォーマンスが
冴え、逆にアルカラス選手のミスがでてしまった。
結局このセットもジョコビッチ選手が取り、見事悲願の
金メダルを勝ち取った。
37歳のジョコビッチ選手、まだまだ衰えを感じさせない。
全米オープンはどうなるのか楽しみだ。