今年の決勝は世界ランク3位のアルカラス選手と同4位の

ズべレフ選手との対戦となった。

 

第1セット両選手ともに緊張からか硬さがみられた。

次第にアルカラス選手の強打や巧みな戦術でリードし、

このセットを6-3で先取した。

 

第2セット、アルカラス選手のスマッシュミスやダブルフォルトなど

雑なプレイがみられ調子を落とし、逆にズべレフ選手の強力なサーブから

攻撃力を高め試合の流れを作った。

 

このセットはズべレフ選手が6-2で奪い返した。

 

第3セット、第2セットのズべレフ選手の勢いそのまま、前半は

ズべレフ選手ペースだったが、中盤アルカラス選手が徹底した攻撃で
ブレイクに成功した。

しかし、終盤でズべレフ選手の逆襲に合い、逆転されズべレフ選手が

7-5で取った。

 

第4セット、先にアルカラス選手がブレイクに成功した後、疲れが

出たのか、両者あまり良いプレイが見られないまま、結局6-1で

アルカラス選手が奪い返した。

 

最終セット

第3ゲームでズべレフ選手がミスを連発し、アルカラス選手が先に

ブレイクした。

しかし次のゲームで今度はアルカラス選手がミスを連発し危機を

向かえたが、これを耐え忍びサービスをキープした。

 

その次のゲームでは今度はアルカラス選手にブレイクポイントが

あったが、ズべレフ選手が耐え忍びサービスをキープした。

 

さらには次のゲームでもアルカラス選手がブレイクされる場面を

切り抜けた。

 

その次のゲームでアルカラス選手が再びブレイクに成功し、

サービングフォーチャンピオンシップを迎えた。

 

アルカラス選手はこのゲームを勝ち取り、6-2で勝利となった。

 

これでアルカラス選手は全仏初優勝、全米、ウィンブルドンに続き

3冠となった。

 

一方、いつグランドスラムのタイトルを獲ってもおかしくはない

実力と実績を兼ね備えたズべレフ選手は、今回も惜しくもビッグタイトル

獲得とはならなかった。

 

ビッグ4の次の世代である、ティエム選手、メドべデフ選手、ズべレフ選手、

チチパス選手のうちティエム選手、メドべデフ選手は既にグランドスラムの

タイトルを獲得しているが、ズべレフ選手、チチパス選手はまだ無冠だ。

 

そして現在更に若いシナー選手とアルカラス選手が彼らを追い越している

感じだ。

 

しかし、その実力はきっこうしており、ズべレフ選手も今後グランドスラム

タイトルを獲得できる可能性は大いにある。

 

翌月にはウィンブルドンが控えている。

前年覇者であるアルカラス選手は引き続き勝利できるかが注目である。