ヨーロッパ(特に北欧やドイツなど)では、ゴミの分別やリサイクルに関して

進んでいる感じがするが、その点では昔からイギリスは後進国だ。

 

ロンドンの中心地の住宅街(ロンドンWestminsterの場合)で出る家庭ゴミは、

決められた曜日の特定時間内に(一応)決められた場所の歩道に出すことに

なっている。

 

しかし、結構皆いい加減で好きな時間に出している。

そのため、夜に出した生ごみは朝になって、鳩やかもめなどの鳥や

キツネ(ロンドンという大都市の街中でもキツネが生息している)に

よって荒らされ、中身が散乱していることが多い。

 

 

イギリス人は道端にゴミが散乱していても気にならないのだろうか?

 

少なくともネットでゴミを覆わせたり、蓋つきのゴミ収集ボックスを

設置するという考えがないのが不思議なくらいだ。

(ゴミ収集ボックスが全くないわけではないが、限られた場所にあり

一般家庭は道端に捨てることが多い)

 

その後、この散乱してゴミはどうなるかと言うと、その地区の行政が

雇ったゴミを清掃する人が清掃する。

 

 

彼らは比較的貧困層の移民で、言葉の問題やスキル不足のため

こういった単純作業の仕事を移民に与えているようだ。

 

もちろん税金から人件費は捻出されており、相当の金額となる。

 

他国で既にやっているので、ゴミを失くす、もしくはゴミ収集システムを

改新することは、それほど難しいわけではないと思われるが、

イギリス人の言い分は、彼らの仕事を奪うことになるので、

街の道が汚くてもあえて目をつぶるといった方向だ。

 

だからといって、むやみにゴミを道端に捨てたり、タバコのポイ捨てを

したりするのは良くないことで、皮肉にもこの点をイギリス人は勘違いを

しており、いかにこの国にモラルの低い人たちが多いことが言える。

 

モラルと慈悲は別物なのだ。

 

 

これってなんかおかしい!