最近観た映画「MAY DECEMBER」

 

 

 

 

オスカー女優、ジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマンが主演。

 

 

感想

つかみどころのない独特な作風なのだが、危うい心理描写が上手く表現されている。

このような作品は嫌いではない。

 

サイコでもサスペンスでもないのだが、どこか精神的な恐怖感を抱く作品で

使われている音楽がそれを助長している。

 

20年前に起きた事柄は、かなりスキャンダラスなものだが、そのこと自体は

あまりフォーカスしておらず、20年経ったその後の夫婦や家族の心理を描いていた。

 

そして3人の主要登場人物の演技は流石だった。

 

 

印象的なシーン

ジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマンが隣同士で鏡の前で化粧を直すシーン。

この映画でこのシーンは2度出てくるのだが、ストーリーとは別にどこかお互いライバル心を

意識した感じがした。

 

幼虫が蝶に変化するシーン。

チャールズ・メルトンは精神的にはずっと13歳のままで大人になり切れていない。

高校を卒業し、成長していく子供たち見て、ようやく自分も大人になり始めたことを

感じている気がした。

 

 

あらすじ