遅ればせながら、ようやくTVシリーズ「きのう何食べた?シーズン2」
を見終えた。
シーズン1からどっぷりはまってしまった。
ストーリーはどうってことはないのだけれど、それぞれのキャラクターが
面白く、どこか癒しを感じる。
そのキャラクターだが、主人公の一人西島秀俊が演じるシロさんは、
極力残業をしない弁護士。スーパーマーケットでの買い物は極力安いものを買う
節約家で料理をすることが大好き。
一方そのパートナー内野聖陽が演じるケンジは美容師で、大楽な反面、心配性な
ところもある優しく心情深い性格。
相反するタイプの中年ゲイ二人が一緒に生活を送りながら、お互いのことを思いやり、
次第に深い愛の形を作っていく。
最も重要なシーンは料理を作る場面と食事をする場面。
「いただきます！」と二人手を合わせるところが印象的だ。
主役の二人も良いが脇役も皆上手。
シロさんの母親役の梶芽衣子は最高。
友人カップルの山本耕史、ビッチな磯村優斗、買い物友達の田中美佐子など
個性豊かな登場人物もいい感じだ。
こういったゲイカップルを主人公にしたホームドラマは珍しい。
ゲイを扱ったドラマは得てしてヘビーなテーマか自虐的なコメディが多い中、
あまりセクシャリティを感じさせず、シリアスな話題でもない、
そういったところが受けるのかもしれない。