SPで首位に立った鍵山選手がフリーでも圧巻の演技を見せ優勝を飾った。

 

SPではミスの無い質の高い演技で、唯一100点を超える高得点をたたき出した。

 

フリーでは今回初めて難度の高い4回転フリップに挑んだ。

成功はならなかったものの、そのほかのジャンプは完璧にこなし、さらには

スピン、ステップでも最高評価を獲得した。

そして唯一200点を超える素晴らしいを見せた。

 

総合得点でも307.58点と2位の佐藤選手に30点以上の差を着け、まさに別格だった。

 

鍵山選手にとって今大会は世界選手権前にジャンプの難度を上げたプログラムを

試す絶好の機会でもあり、成功はならずもそれなりの感触を得たに違いない。

 

世界選手権でマリニン選手や宇野選手に勝つためには、どうしても高難度のジャンプを

投入することが必須である。

 

そして鍵山選手はそのことをわかっているがゆえ、こういった新しいチャレンジに

挑むことは貴重である。

 

今大会の試みを見る限り、4回転フリップに成功する日は近いと言える。

 

できれば来月の世界選手権でその成功を見てみたいものだ。