今季初公式戦の準々決勝でナダル選手がトンプソン選手に手痛い
逆転負けを喫した。
第1セットをトンプソン選手のミスもあり、ナダル選手が先取したが、
ナダル選手の顔色は良くない。
ミスが多く、これまで2戦した鮮やかなショットがあまり見られなかった。
第2セットも調子が上がらないながらも、かろうじて優勢に試合を進めたが
マッチポイントを何度も逃してしまうお粗末なプレイが見られた。
結局タイブレイクでも最初は優位にポイントを重ねたが、逆転でタイブレイクを
奪われてしまった。
第3セットはトンプソン選手が奮闘、逆にナダル選手はメンタル、フィジカルともに
精彩を欠き、トンプソン選手が大逆転でこの試合を制した。
グランドスラムの全豪オープンを前に不安材料が残る試合だった。
しかしながら、これが前哨戦で良かったのかもしれない。
ナダル選手にとって焦点はあくまで全豪オープンなので、それまでにいかに
調整できるかが課題だ。