かつてないほどのハイレベルな戦いとなった今年の全日本フィギュア
男子シングルで唯一100点を超えて首位に立ったのは宇野選手だった。
初優勝を狙うライバルの鍵山選手は冒頭のクワドサルコーで転倒し、
3位と出遅れた。
宇野選手に10点以上の差を着けられ、悲願の初優勝は厳しくなった。
今季グランプリシリーズで初優勝を飾った山本選手が2位に入った。
僅差で4位は三浦選手、5位は佐藤選手、6位は友野選手と実力選手が続いた。
フリーの出来により順位は変動し、注目される世界選手権の出場3選手の
選考にこの順位は影響を及ぼすことは言うまでもない。
そのためフリーは最重要となる。
その世界選手権出場に選出される選手は、今季の成績からすると、
宇野選手、鍵山選手はほぼ当確であろう。
いつも悩まされるのは3人目の選手だ。
昨年度もかなり論争となった。
それだけ日本人選手の層が厚いのとともに皆それほど差がないという
ことかもしれない。
果たして今年の3人目は誰が選出されるのかが注目だ。
そういった意味で今大会で3位以内に入っておくことが鍵となるであろう。