昨年グランプリファイナルを制したシズニー選手が
SPトップに立った。

彼女のスピンは天下一品で、滑りも非常に華麗だ。
ただし、安定化は増したものの、技術面の向上は
感じられない。

男子が4回転を飛ばないと話にならないように
女子も3回転-3回転を飛ばないと、これからの
時代には物足りなさを感じる。

その点、2位のコストナーはその辺を意識している
のと、今シーズンは、大人びたプログラムに挑戦している
ようだ。ジャンプの安定性が鍵になってくるだろう。

4位には、今井選手がつけた。
ただ、手厳しいジャッジの採点で回転不足を取られて
いたり、ルッツのエッジ違反が得点を伸ばせない
原因ではあるが、昨年よりも遥かにシニアの演技に
なってきている。
FPでは、3位のジャン選手をかわしたいところだ。