女子シングルス2回戦では、クルム伊達選手が
ヴィーナスウィリアムスと対戦。

1セット序盤は、クルム伊達選手が、最初から気合の
入った、物凄い集中力で、ウィリアムス選手を圧倒。
しかし、中盤から徐々に、ウィリアムス選手が
盛り返し、その差が縮まり始めます。
いつものクルム伊達選手だと、自滅し、逆転されて
しまうところですが、この試合の彼女は気持ちが
強い。ついにタイブレークまでもつれ込み、
タイブレークの序盤もリードをし、セットポイントを
握るのですが、なかなかセットを取ることができません。
ギリギリのところで、ようやく第1セットを奪い取る
ことに成功します。

第2セットは、落ち着きのあるウィリアムス選手の
強打についていくのですが、僅差でウィリアムス
選手のプレイが勝ります。結局3-6で取られて
しまいます。

クルム伊達選手も随所にいいプレイを見せます。
特にファーストサーブ、ボレー、それに全盛期を
思わせるライジングショット。
まるで15年前のグラフ戦を見ているかの様な
キレのあるプレイは、久しぶりにみる彼女の
凄さを感じさせます。

第3セットも一進一退の激しいラリーが繰り広げ
られ、質の高いプレイが続きます。
第13ゲームまでは互角。
ここまで来たら勝って欲しい!と思うのですが、
本当にどうなるか予測出来ない。

第14ゲーム、遂に力尽きる…
というか、ウィリアムス選手のショットが突き刺さる。


結果、過去4度優勝経験のあるウィリアムス選手が
少しの差で上回りましたが、久しぶりにドキドキした
試合でした。
ほんと、凄かった!
クルム伊達選手、まだまだいける!