男子ATPツアー
US Men's Clay Court Championshipの決勝で
錦織選手が地元アメリカのスウィーティング選手に
4-6,6-7で惜しくも優勝を逃しました。

ツアー2勝目が掛かっていたために、この大会の優勝を
逃したのは非常に悔しい。

また、対戦相手のスウィーティング選手は世界ランク93位
ノーシード、ワイルドカードでの出場で、今回ツアー
初優勝。
過去に全米オープンジュニアで優勝したこともあり、
強力なサーブとフォアハンドのショットが大きな武器です。


世界ランクではかなり格下ながらも、身長196cm
から繰り出す強力なサーブをなかなか返球できず、
やっと返球しても次のボールを強力なフォアハンドの
ショットで決められてしまい、第1セットは序盤から
リードを奪うことができません。
逆に第9ゲーム目で、スウィーティング選手の強力な
フォアのショットが決まりブレイクされ、第10ゲーム目
でも錦織選手のショットにミスが出て、そのまま
第1セットを4-6で失います。

第2セットは序盤からサービスブレイクをされますが、
すぐにブレイクバック。
第10ゲームでは、セットポイントを握るも、長い
ジュースの末、結局キープされ奪うことができません。
結局タイブレイクにもつれ込みますが、最後まで
主導権を握ることが出来ず押し切られました。

錦織選手、この試合では随所にいいショットを放つ
のですが、単発でミスが多かったように思います。
スウィーティング選手は、常に主導権を握り、
早くから仕掛けてきて、錦織選手に思うようなプレイ
をさせなかったのが勝因だったと思います。

錦織選手、優勝できなかったのは、とても悔しいの
ですが、いかに優勝することが容易ではないのかが
わかったような、そんな試合でした。
それでも、また一歩前進したわけですから、この調子で
次の試合に向けて頑張ってほしいです。