連日熱戦が繰り広げられている全豪オープンテニス。

第2週目突入前に日本勢は全滅してしまいましたが、
錦織選手が3回戦で、第9シードのVerdasco選手に敗退、
森田選手もフルセットの末、惜しくもPeng選手に
屈しました。

それでも、着実に両選手前進してきているように
感じます。
特に森田選手、この大会でかなり自信がついてきた
ようです。

女子シングルスでは、第4シードのWilliams選手が棄権、
第5シードの地元Stosur選手、第7シードのJankovic選手、
第11シードのHenin選手が敗退。

男子シングルスでは、上位選手ほとんどが、ベスト16に
進出しました。

第1シードのNadal選手は、ランキングではかなり格下の
ドイツ生まれオーストラリア国籍のTomic選手にスコア以上に
大苦戦。Tomic選手は、この大会ワイルドカードで出場、
まだ18歳の若い選手。
大会前のランキングは199位。フォア、バックともに鋭い
ショットでNadal選手を苦しめます。しかも非常に省エネ
なプレイをします。

それにしても、Nadal選手の異常なほどの汗。
Tomic選手はそれほど汗をかいていないようで、涼しげに
プレイをしているのに対し、ナイトマッチにもかかわらず、
Nadal選手、コートサイドで試合中に何度もウェアを着替えます。
女性ファンは喜んで写真、ビデオを撮ってましたが…

かなり走り回されてスタミナも消耗している様子。どちらが
世界ランク1位なのか分からないくらいですが、
それでもポイントはNadal選手が取るといった展開。
動揺せず、とても落ち着いていました。結局ストレートで
ベスト16に駒を進めましたが、かなり疲れていた様でした。

それでもNadal選手、フィジカル、メンタル共にタフで
これくらいの試合は過去に何度も経験しているかのように
冷静に対処していた様でした。

この試合で、Tomic選手が、将来有望な選手に間違いない
ことを実感しました。

明日以降、ますます白熱していくこの大会。
とても楽しみです。