選抜総選挙を見届けて(後) | タロイモのチーム8&GIANTS日記

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プロ野球とAKB48 チーム8が大好きなタロイモのブログです。
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チーム8推し  岡田奈々さんを尊敬しています。

 後編です。

 

 今回の総選挙は、指原莉乃渡辺麻友の一騎打ちと言われていました。しかし、5月31日の速報で1位になったのはNGT48の荻野由佳。その票数は5万票を超える異例のものでした。それを受けて不正投票の疑惑が出るほどになりました。結果的に総監督の横山由依、総選挙にめっぽう強い須田亜香里を抜く5位にランクイン。昨年の95位から大躍進となりました。かなりのお金持ちのファンを得たのが濃厚ですが、彼女の根性、努力、まっすぐな心はAKBグループトップクラスだと思います。何度もAKBのオーディションに挑み落選し、第2回ドラフト会議で2位指名を受けてNGT48に加入。それは彼女のキャッチフレーズである

何があってもへこたれない!

を自分自身の行動で表したものです。さらに、先日握手会に行った時、隣のレーンにはセンターを経験している中井りか加藤美南がいました。でも、一番列が長かったのがおぎゆかでした。本人がいるところから30mぐらい離れたところにずっと座っていましたが、時折その声が聞こえてくるのです。ファンの雑談やBGMで賑やかになっているにもかかわらずです。さらに、列はなかなか縮まらず、次の部の中盤(時間にして約2時間)まで時間がかかっていました。どのファンに対してもハイテンションで迎え、しっかりファンの話すことを聞き、笑顔で見送る。調べてみたら同い年でした。こんなに真っ直ぐで明るく、雑草精神を持っている人は僕の周りにはいなかったです。ぜひNGT48を支えていってほしいです。

 

 結果的には指原vs渡辺という形になり、指原が3連覇、そして渡辺麻友は年内での卒業を発表しました。唯一連覇を成し遂げた指原、唯一第1回から7位以内にランクインし続けたまゆゆ、二人は正反対なキャラですが、それぞれのやり方で今までAKBグループに、総選挙に貢献してきました。まゆゆの今までの功績は、計り知れないものです。AKBの代表的存在で、“アイドル”を貫き通した今のAKBメンバーの憧れの存在です。

 ただ、無観客での発表、さらに須藤の結婚発表で霞んだことは本人の中でも納得のいかないことでしょう。とにかく、残りの半年がより濃密な時間になり、卒業後も充実した時間を過ごせることを祈っています。

 

 

 最後に個人的な意見を一つ。

 総選挙は廃止もしくは一人一票にするべきだと思います。人気だけではない、何が起こるかわからないのがAKBの総選挙だと思いますが、「どれだけ多くのファンを獲得できるか」ではなく、「どれだけ金持ちのファンを獲得できるか」が現状です。メンバーはモチベーションの保ち方が相当難しいはずです。

 もし廃止もしくは一人一票というのが実現できたら公平性が保たれるCDの大量廃棄がなくなるのがメリットです。一方、デメリットとして挙げられるのが、収益の大幅減無名メンバーの一発逆転が起こりにくくなることです。

 今のまま続けていたら、目先の利益は多くなるでしょうが確実に人気はなくなっていき、ファン離れが進み、投票する人自体が減ってやがて苦しくなることでしょう。逆に廃止もしくは一人一票にしたら目先の利益は少なくなりますが、ファン離れも少なくなるのではないでしょうか。

 

 

 運営・メンバー・ファンが本気でAKBを良くしようと思えば必ず立て直せます。

 「AKBは顔じゃなくて努力

 これはチーム8の倉野尾成美が涙ながらに放った言葉です。その通りだと思います。本来は。

ルックスが最優先の坂道グループとは違うというところを見せなくてはなりません。スキャンダルなんて起こしている場合ではありません。雑草魂を忘れず、再びAKB旋風が巻き起こることを信じて三位一体となっていくことがそれぞれの望むものに繋がるはずです。