皆さん、たまにはくにちゃんのお仕事のお話にお付き合いください<(_ _)>
たまにやって行いと、遊んでいるのかななんて思われますからね( ´艸`)
まあ、暇なんですけど( ´艸`)
やっぱ、コロナの影響はデカかったですよ。
コロナ直前には何とか被災から帰ってきて、軌道に乗り始めたとこまで行っていましたからね。
それがコロナの影響でホテルの仕事がまず無くなり、車屋さんも個人営業のお店が多いですからね。
段々とコロナが落ち着いてもくにちゃんのようなお仕事は景気が良くなってから段々と依頼を頂けるお仕事ですからね。
ましてやメインのお客さんとこもコロナ期間中はあれこれやりながら乗り切っているわけですよ。
そんな中で、一番メインの仙台のホテルさんからは自社内の営繕の仕事がないために、コロナ期間中にくにちゃんに依頼していた仕事を自社営繕でやり始めたらしいのです。
こうなったらくにちゃんは勝てませんよね(´;ω;`)
なんだかんだで昨年前半は悲惨でした。
やはり2023年5月のコロナの5類移行が大きかったですね。
そっからはちょっとずつ上向いてきましたからね。
おっと本題に入っていませんでした。
くにちゃんの愚痴です。ごめんなさい<(_ _)>
今回はあの日本一大きな4尺玉で有名な片貝花火のご当地、片貝町のお客さんからのご依頼です。
ダイニングチェアの座面が痛み出してきたとのこと。
ダイニングチェアですと、貼られているのが布か合成皮革(ビニールレザー)が大半です。
本革もありますが、本革はめちゃくちゃねぇ〇〇ですから。
今では家具もお手頃の価格のものがありますが、気をつけてくださいね。
木材を使っていないものが今や大半です。
じゃあ、何でできているの?て思いますよね。
紙を固めたものです。その表面に年輪のシールを貼って木材のように見せているのです。
当然強度はありますので、通常使うのに問題はありません。
家などの建材にもいまやそういうものが多くありますからね。
ただ、このタイプは水分に弱い、湿気に弱いんです。
シールがしっかり貼られて、隙間が無ければ問題ないんですが、どこかに傷が付いたりすると、そこから水分が中に入り、ふやかします。
ですからこういうものでできているのは耐久性が無いのです。
使い切りですね。でも相当期間は使えますからね。
以前の家具は当然どれも木材でできていますから、造りがしっかりしていて耐久性バツグンなんです。
ですから使い慣れてきますし、愛着も沸くのですよね。
今回のお客さんのダイニングチェアもやはりかなりしっかりしている椅子です。
座面がこんなにひび割れちゃいました。
よくありますよね。
なので生地だけを替えたいわけです。
でも、椅子の生地というのはデザインの移り変わりが激しいんです。
2年周期で通常は変わっていきます。中には長~く残るものもあり案すけどね。
ですから、今貼られている生地と全く同じものは99%ありません。
ですからお客さんに生地を選んでいただいた上での張替を行います。
ただ、この椅子は座面から脚の上部も覆っているタイプのもので、座面前方の角を縫製する必要のあるものです。
kにちゃんは縫製の勉強はしていませんので、同じ様にはできません。
お客さんと相談の上、座面の中には基盤となる合板がありますから、その合板と座面のスポンジをくるむ形での施工にすることにしました。
お預かりして剥がしてみたら問題発覚。
通常、基盤と椅子脚の接合は、裏からつまり椅子の下から木ねじかボルトで留められているタイプが多いのですが、これは座面の上から椅子脚に留められているのです。
これでは予定の施工はできません。
お客さんに連絡を取り、再度施工方法の相談をさせて頂きました。
方法は元の椅子のように、脚も含めて生地で覆うしかなく、問題は座面全部の角の処理です。
生地を折り返して留めるか、縫製するかです。
相談の結果、くにちゃんの未熟な縫製技術で縫い目の見栄えは悪くなりますが、縫製することにしました。
その結果、このようになりました。
えらんだ生地(シンコール製ハイラルゴ)自体がテカリの無いとても触感の柔らかい生地です。
テカリが無い分見栄えが変わりますが、一応このようになりました。
これでまた永らくお使い頂けると思いますよ( ´艸`)