イデア 7歳4ヶ月15日


キャンプの続き、2日目の話。


午前3時台にトイレでテントを出入りしようとすると、猛烈にイデアもでたがる。その勢いが凄すぎるのが今のキャンプの課題の1つ。そして一度出ると、今度は再び入るのを拒絶。

なんとか入ってもらって、また眠りにつく。


7時近くに起床して、イデ父が既に朝食の準備をしているので自分はテントの中身の片付け。


イデアは親友と感動の再会(昨晩ぶりの)を果たし、朝から満足気。


ニューファンドランドの風華は、我等の寝床に入って間取りチェック。

未だになかなか積極的に入ってくれないイデアに比べ、何の躊躇も無く入っていく彼女に、性質の違いを強く感じる。


テーブル周りのガチャガチャした空間も、風華は当然何も怖がらずに居られる。

イデアは、去年の練習の成果が無駄と言ってもいいほど、タープ下を警戒して入ってくれなかった。それでも昨晩から少しだけ慣れてくれたので、全くの無駄では無い…筈。


前日も利用したドッグランでまた遊ばせるも、繋留中に妙なスイッチが入って運動会しようとした癖に、ランに入ると逆に遊ばない天邪鬼達。


ごろスリ大好きな趣味が合う2頭。

何度も同じ場所でゴロすり合戦をしていた。


川が好きなイデアを遊ばせようとしたが、親友3姉妹が傍に居ないと気が狂ったようになり、彼女らを探して川どころではなくなるので、今回はやめた。とんでもない激重女なのである。


11時近くには撤収作業を済ませて、チェックアウト。


3姉妹ファミリーが良いところに連れて行ってくれた。

前回の記事で少し触れたベアドッグハンドラーが、2006年時の若グマのシルエットから作ったヒグマ看板。夜でも目立つ看板デザインを本人も気に入っていたように、良いと思う。


舗装されて整っていた道は最初の数メートルだけで、後は岩だらけの細い道を皆んなで登って行った。街の散歩では得られない五感からの情報が楽しくて仕方がないのか、先頭のイデアは意気揚々としている。頭は常に下に向き、一生懸命何かの匂いを辿って進む進む。


進んだ先には…

見事な滝があった。


高所から落ちてきていて勢いは凄いのに、滝壺が無く少量の水が直接岩に叩きつけられている。出来上がっている川も、細く浅い。こんな優しい滝は初めて見た。


今まで見たことのある滝が手に届かない存在と例えるならば、会って触れる地下アイドルを彷彿とさせる、近付けて裏にも回れる滝。そんな滝に会えて感動した。


少しだけお邪魔させてもらったクマの生息地から無事生還。

珍しく前頭収まった記念撮影をして、解散。


帰宅すると、イデアから合計11匹のダニを発見。

内2匹は、マズルの太いヒゲの毛穴に擬態するかのように噛み付いていたので発見が遅れたが、動物病院から処方されている駆除薬が効いたのか既に死んでいるように見えた。手で取り除くには手遅れかと思ったが、綺麗に取り去ることができた。全て顔から発見(実はヒグマ看板の画像で既に見えている)特に目の周りが多かった。

体にくっついたダニが顔めがけてよじ登るのか、喜んで草薮に顔を突っ込んで進むからこうなるのか、どっちなんだろう。

とにかくそれ以降の発見は無く、ダニ取り器の活躍も無かった。

3姉妹からはダニが発見されなかったとのことで、先頭のイデアが全てのダニのヘイトを買ってくれたのかもしれない…(藪に首突っ込み過ぎなだけ)


キャンプ後のイデ父の体調不良だけが今も引き摺っているが、それ以外は今回も良い旅になったと思う。


超大型犬の会 "BIGWAN HOKKAIDO" が1周年を迎え、デザインを手がけた(真ん中以外)ロゴが缶バッジになったとのことで、今回会った際にいただいた。

しっかり缶バッジになっている! 1周年おめでとうございます。(イデアも幽霊部員ながら所属している)


まだまだ駆け出しキャンパーなので、今回も忘れ物や設営のやり方忘れなどがちらほら。

1年経つだけでこんなにも忘れてしまうんだなぁ。

色々、次に活かせたらと思う。