イデア 9歳2ヶ月20日
体重 35.9kg
今年の春は1ヶ月程前倒しのようで、山以外の雪はもう消えて無くなった。そして恒例の予防シーズンもやってきた。
狂犬病の予防注射は6月頃に行っていたが、今年はさっさと済ませてしまおうと言うことで11日に動物病院に行ってきた。
診察室に入るのは少し抵抗するが、入れば指示ですぐに診察台に乗ってくれる。さっさと終わらせたいが故のイデアなりの行動に、獣医師も感心していた。
今回は初めて、見習いの若い医師も一緒だった。
フィラリアの検査のための注射も入れて計2本の注射の内、2本目の保定時にはグルルと少し怒っていたが、それでも暴れずに我慢して終了。
フィラリアとエキノコックスの駆虫が一緒になった薬は、後から入荷として、今回はノミダニ予防のクレデリオを購入して帰った。
本当は今月中に混合ワクチンと一緒にフィラリア薬を取りに行きたかったが、飼い主の病院等もあり行けなかった。来月早めに行こう。
先日、散歩の帰りにお向かいさんに会いイデアを撫でてもらうと、なんと引越しをするのだと言われる。まだ建てて8年しか住んでいないのにと嘆く彼だが、同時に異動が多い職場と聴き、それなのに建てたんだと驚いた。お向かい夫妻の犬には会えば吠えられる関係のままで終わったが、イデアは別に気にしてなさそうだったし夫妻はイデアを可愛がってくれるし、居なくなるのは寂しい。
また散歩中、故・秋田犬のジンくんの家の前を通ると偶然飼い主さんに会い、イデアを撫でてもらう。
なんと彼も引越しをするとのことで、彼の場合は犬との生活を終えたので、ペット可以外の物件に移り住むとのこと。場所自体は変わらず近い距離なので良かったのだが、ドッグライフを終えたという事にとても寂しさを感じた。自分にも必ず来る未来。どんな気持ちでその時を迎えるのか想像ができない。別れが続く。
ゴールデンウィークは殆どが雨予報。既に不安定な天気は始まっていて、降ったり止んだりを繰り返しての中を散歩中、どでかい虹が掛かっていた。今まで見たことのない、綺麗なアーチ状の虹だった。
思わず坂を登って眺める。
そこには綺麗な青い植物もあった。
2週間前にキツネの死骸があった場所は、誰かが片付けたのか自然が片付けたのか、毛だけが残っていた。消えて無くなる前の死骸は、肋骨も綺麗に全体的に骨が整った状態で、黄ばんだ頭蓋骨に反してピカピカの綺麗な歯が特徴的だった。もっと隅々見たいし、参考にしたいので持って帰りたかったが、そうしたとして綺麗にするやり方もわからないし、持ち帰る道具すら無いので諦めた。
死骸自体にはそこまで興味を持たなかったイデアだが、2週間経った今は逆に魅力的な匂いがするのかゴロ擦りしようとするので阻止し、その攻防を繰り返して帰った。
家に入る前に、ダニを7、8匹見つけて取り除く。最初居なかった胸に居たので不思議に思い、足の爪の付近に居たのが登ってきたのではと考えた。飛びつく瞬間を見たことがないし、いきなり上部に飛ぶのではなく足に付いてから登っていくのかと思い、試しに1匹地面に置いて泳がせてみたが、イデアが上を歩いても寄生する様子すら見られなかった。
帰るとまた虹を見た。というのは、見ていた動画が終わって自動で『僕のワンダフル・ジャーニー』という犬の映画が勝手に再生されたのでダラダラと気持ち半分で観ていた。
その中で、死んだ後に渡る(と一部で噂の)虹の橋のような表現があった。
映画の内容自体は、クスッと来る部分や心打たれるシーンもあるものの、根本的な部分では犬に対する心持ちが共感できないと感じた。死んだ犬にまで使命を与えようとするところも含めてだと思う。
死後の世界があるとは思っていないが、もし万一あったとしても、イデアは別に飼い主なんか待ってなくていいからね、と伝えておく。何にも縛られずに自由にしてほしい。


