イデア 7歳3ヶ月11日


17日の夜から19日まで、2泊3日で帰省してきた。

前回の記事の最後には移動中の車内で粗相されるかもと書いたが、イデアは成長を見せてくれた。

出発ギリギリで小を済ませてくれ(かなりモタついてくれたが)途中休憩で、真っ暗で車のライトで照らされる中、外で大をしてくれた。

お陰様で、その後は安心して運転できた。


到着すると前回同様、イデア部屋を作ってくれていた。落ち着くまでそっとしておいてほしかったが、兄が言うことをきかずイデア部屋に入る。

イデアはそれどころではないので気にしていないと思いきや、よく観察していると兄はイデアに嫌なことをしないよう行動しているようで、イデアの彼への警戒は薄かった。それでもイデアが疲れているので一度出てもらったが、彼がイデアの機嫌を損ねることは無かったと思う。

少し落ち着き、兄夫婦が柵越しにイデアを撫でられるようになるのに時間はかからなかった。2人共、彼女に優しく接してくれる。

柵のおかげで、イデアの気が乗る時だけ自ら接近し、不安を感じれば奥に退がることができるのが良い。

その内イデアは安堵の表情。

兄の手に鼻を擦り、撫でるのを催促する不器用な甘えすら見せてくれた。


弟も便乗して撫でていたが、兄ほど上手ではない。イデアの顔が物語っている。

手前の赤ん坊は、弟夫婦に生まれた子。


音と匂いと動きで赤ん坊の存在に気付いてはいると思われるが、想像していた通りイデアはそこまで興味は示さない。興味が無さすぎるのもアレだが、その代わり赤ん坊の泣き声に過剰に反応することも無い。


それでも皆んなの注目が赤ん坊に注がれると、気になるのか、イデアも輪に入りたいのか、やきもちなのか、その場で1回ジャンプする姿を見せた。


翌朝、狭い部屋でもきちんとトイレシートめがけて小をしてくれていたイデア。めがけはしたが、精度は悪いので漏れた分は以前購入した " クイックドライスーパーシート" が吸収してくれていた。それを風呂場に持っていきシャワーで洗い流し、干せば速乾。また繰り返し使える。消臭効果までついている。買って1枚は実家に置いて本当に良かった。かなり役立った。他所に泊まる時には持ち歩きたい逸品。


2日目は昼過ぎに外食しに行く予定があったので、午前中の内に散歩。


思わぬ暑さになり、木陰で休むイデア。


牛のように草を喰む。


喰んでいる時の顔は凛々しい。


目的地まで自主的に休むのが数回、完全に座りこむのが1回。5月というのに初夏のような気温だからなのか、老いで衰えているのか。どちらにしてもイデアが自主的に立つまで充分休憩させた。


犬のプロショップに到着して休憩。店主と色々話していく。商品を見ようとするも、店主の話が想像以上に長く、なかなか見る暇が無い。それどころか、予定の時間が過ぎそうで焦る。

訓練や子犬の販売のあり方、とても良い話をしていたのだが今回は時間を気にしすぎてあまり覚えていない。

チーズ系のおやつを購入して、店を出た。

時間がある時にまたゆっくりお邪魔したい。


後から更新された店のブログには、知らない犬の名前が…。


帰り道、ベンチにゴリラが座っていて二度見した。案の定イデアは接近を断固拒否。目も合わせようとしない。前の町に住んでいた時もブロッケンマン(と勝手に呼んでいた)像に最後まで近づけなかった。今の町のサクソフォンおじの銅像には近付けるのに、色のついた像の方が怖いのはなぜなのか。


まぁこの迫力だものなぁ。


予定通り昼過ぎに外食をしに行った間、良い子で留守番をこなしてくれた。


夜はイデアの大好きな叔母が来てくれて、嬉ションを漏らしてしまった。


最後の日の朝も、兄夫婦が撫でてくれた。

よって、イデアは父と母にだけ態度が悪い。父との関係はイデアが物心ついてから(脱子犬期)は悪→やや改善→微妙。母との関係は良→怪しい→悪と変化している。どちらにしても要監視。

若くてピチピチな従姉妹や、ふんわりした雰囲気の友人とは仲が良いのにと前日のプロショップの店主に話したところ、中高年を嫌がる犬は居るとのことで、意外にもイデアだけではないらしい。

それでもイデアは特に好き嫌いが多くて守備範囲が狭すぎると思うが。


兄夫婦を見送り、昼過ぎに我が家も出発。帰りも粗相無く無事帰宅。

今回、新たな親族に加わった…

手に収まる赤子と…


我が家の

手に余る赤子(中身が)


君はいつまで赤子なんだい?