イデア 7歳2ヶ月26日

 

ゴム系おもちゃの最後の砦だったコングタイヤ、ついに破れる。

先日、おもちゃ箱を開けてほしそうにしてたので開けて、これを渡すと嬉しそうに咥えて持っていったイデア。まもなく破ってしまった。

 

このコングはイデアの牙と顎の力をもってしても破壊できないものと思っていたが、違ったようだ。

 

これで我が家で無事なおもちゃは、メガエッグのみだが、アレは咥えたり噛んだりできる物ではないので、論外か。

 

 

昨日は、芦別のカナディアンワールドに行ってきた。

バブルの時代に作られて、閉園。今は振興会の人々が協力して細々と維持している。

 

建物は傷み、人は疎らだが、我らにとってはそれが好都合。都心のテーマパークのような人だかりでは、とてもじゃないがイデアは連れていけない。

 

夜は野生動物が来ているのだろう、芝には所々に鹿の糞があった。

 

おそらくメインスポットと思われる、池周りの街並み。

 

まるで日本から出たかのような気分になれる。

 

土日のみ営業しに来ている店もあり、本革雑貨と軽食店があった。しかも犬大歓迎とのこと。

店内には看板犬が自由になっているようだし、歓迎とはいえ大きな犬が来る想定はされていないのだろうと勝手に思い込み、入らずに通り過ぎてしまった。

後から調べると想像以上に店内が広かったので、入らなかったことを後悔。

また次に訪れることがあれば、その時は利用したい。

 

天気予報では終日曇りが、晴れて思わぬ暑さになった。喉を潤す手段が無いので、この街並みを散歩したら撤収した。

 

帰りはドライブでぶらぶら寄り道。

 

道の駅で休憩。犬連れで同じように休憩時間を過ごしている家庭がちらほら。

 

我が家はまずイデ父が道の駅の中に入り、自分はイデアと外で気分転換。

GWとは言え、そこまで人は居なかった。それでもキッチンカーの近くや、人通りの多い場所はイデアが怖がるので、広い駐車場の片隅の植え込みやベンチがある側の芝生にイデアと居た。

緊張気味だったイデアは自ら座って落ち着こうとする。自分もイデアを宥めながら、人観察をさせる。

暫く行き来する人々を眺めていると、道の駅で用事を済ませてきた様子の男の子と両親の家族3人がやってきて、その内の母親が「すみません」と声をかけてきた。何だろうと聴いてみれば「私達は犬が苦手なので、遠ざけてくれませんか」と言われた。

自分も「すみません、この子も人が苦手で、今怖くてこの通り動けないので、通り過ぎてもらえますか」と言った。

彼らは意外そうな、それでも怖がっている素振りで3人小さくまとまって、その辺の車を背にカニ歩きで恐る恐る通り過ぎていった。

イデアは彼らには微塵も関心がないので、ただお座りしていた。

 

広い駐車場なので、わざわざイデアの近くに来なくても他にいくらでも道はあるし、リードも短く持っていてイデアが彼らに届く筈もないので、変わった人だなと最初は思ったが、それでも声をかけてきたのは他に理由があるのかと考えた。

すると、もしかするとイデアをがっちりホールドでもしたのなら安心してくれたのかもしれないという考えに至った。

しかしそもそも遠ざけてほしいという要求の割には、やはり近くに来たのも彼らなので実際のところはよくわからない。

それでもまぁお互いすみませんという感じで、穏やかに通り過ぎることができたのでいいだろう。

何より、イデアが偉かった。

 

その後は離れた場所で唐揚げとポテトを食べ、イデアにもオヤツの時間。この頃には雲が出てきていて、たまに心地良い風も感じた。

 

 気持ち良い休日を満喫して帰った。

 

動画内で、子グマの剥製に尻込むイデア。テラスのようなスペースに自分とは逆向きに置かれていても、イデアは早い段階でその存在を認識しているということが感じられる。


今月は諸事情で1泊だけ地元に戻る。イデアには移動疲れもあるだろうが、また特別なイデア部屋を用意してくれてると思うので、存分に寛いでほしい。

その前に狂犬病の予防接種も控えているので忘れないようにしなければ。