イデア 4歳7ヶ月6日
久しぶりに実家に来ている。今回は5泊程。
これは手土産に鹿肉を買いにきたついでにドッグランで遊ばせているところ。
普段は賑わうドッグラン兼レストランだが、この日は家を出る寸前から雨が降り始め、レストランに着いた頃には大雨と晴れの繰り返し。イデア以外の犬は居なかったので自由に遊ばせることができた。
ロングリードで遊ばせると弾けるように動き回る割に、最近はドッグランでは5分程経つと、せっかくの広い敷地の中でよっこらしょと言わんばかりに寝転んでしまう。
以前は飼い主である自分が走れば喜んで一緒に走ったものだが、最近はそれにも乗り気にならず飼い主が虚しく走るだけのことが多い。
動かなくても帰りたい訳ではなく、ただただ広い敷地でのんびりしているのが好きらしい。子犬の頃も兄妹が元気に遊んでいる中、1人遊びをしている不思議ちゃんタイプだった。
結局、大雨が降ってもランのテラスに入らず雨に打たれてのんびりしていた。雷も鳴っていたが平気らしい。今まで室内から雷の音を聴いていただけなので平気なのだと思っていたが、外でも平気だということを知った。実家に到着してからは毎度ありがたいことに、親戚が代わる代わる会いに来てくれる。
親戚の中でもイデアの大好きな叔母に会えば喜ぶことは当然なのだが、今回驚いたのは従兄弟との接触。
フェミニスト(笑)のイデアから、まずは警戒から入られる殆どの男性陣。従兄弟もその例外ではなく、毛が逆立つことはないものの近づかないに越したことはないといった反応で、接触することは無さそうだった。
この従兄弟は、無理やり手を伸ばすといったことは絶対にせず、突発的な行動もできる限り控え、そして声は低いが可能な限り穏やかな優しい口調でイデアの名前と、おいでという声を定期的に掛け続けた。タバコを吸いに別の部屋に居て、ドア越しにイデアが居ることに気付くと「開けるよ」と一声掛けていた。
その後もイデアをそこまで意識せず、自分と一緒にゲームしているとイデアの方からこっそり背中の匂いを嗅ぎに行っていた。
そしてついにイデアが手の匂いを嗅ぎ、そのまま撫でることができたのだ。その時のイデアに緊張の顔は無く、緩んでニコニコのままだった。
従兄弟が「触らせてくれたのか。」としみじみ言っていた。
今まで男性でもイデアに触れられた人は居るが、最初からイデアの警戒が薄かった人が殆どだ。近づかない程の警戒から入って、ここまでの距離感になったのは間違いなく従兄弟の対応の仕方だ。特段生き物が好きと言うわけではなく、知識もそれほどではないのでその場で直接私に聞いて考えての対応だったのだろう。だからこそ彼の優しさや配慮が垣間見え感動した。




