河野ゼミフィールドワーク@衆議院議員会館
法政大学法学部河野康子ゼミ

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懇談後、阿久津幸彦民主党総括副幹事長と記念撮影

 25日午後、東京・永田町にある衆議院第一議員会館で、法政大学法学部河野康子ゼミの大学生らがフィールドワークを実施しました。ご多忙中の河野康子先生を除いて、参加したのは2・3・4年ゼミ生20名。衆議院議員会館を訪れたゼミ生は、初めて見る議員会館内の様子に少し緊張しつつも、政治の現場で働く議員に少しでも触れることができる貴重な経験となりました。

 フィールドワークが実施されたのは、東京・永田町にある衆議院第一議員会館。議員会館は議員の事務室のことで、仕事に役立ててもらおうと提供されています。国会議事堂とともに議員活動の拠点として重要な役割を担っています。今回は「議員インターンシップ」をしていた五十嵐敬喜ゼミのゼミ生にご紹介頂き、民主党総括副幹事長で衆議院議員の阿久津幸彦(あくつ・ゆきひこ)さんにお話を伺うことができました。お忙しい所、ご協力ありがとうございます。

 まず阿久津さんから、なぜ政治家になろうと思ったのか、米国の大学時代苦労したことや学んだこと、民主党の総括副幹事長とはどんな仕事なのか。また、菅直人政権の首相補佐官時代「硫黄島における遺骨帰還特命チーム」での経験、防災担当大臣政務官として3月11日発生した東日本大震災へどう対処し、無力感に悩んだか、「脱原発『依存』」という表現の意図についてなど説明がありました。

 また、主に国会議員の仕事について質疑応答のお時間を頂きました。ゼミ生からは「震災復興にどのようなビジョンを描き、防災担当大臣政務官の仕事をされているか」という震災関連や「政権与党として国民に是非注目してほしい政策は」「民主党としての中東外交の方針は」という政策について、「自民党に対して民主党の意思形成システムには未成熟なところがあると思うがどうか」など政党政治の意思決定システムについて質問がありました。空気にのまれたのか質問は少ない印象でしたが、ゼミ生には勉強になったのではないかと思います。
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野田佳彦首相の所信表明演説を聞くゼミ生ら。憲政記念館にて

 その後、衆議院憲政記念館(千代田区永田町)で開催中の特別展「大正デモクラシー期の政治」を見学。原敬政友会内閣の成立から、関東大震災、加藤高明護憲三派内閣の誕生、普通選挙法の公布を経て金融恐慌に至るまでの歩みについて関係資料を見て学びました。同館一階には国会議事堂内を4分の3スケールで再現した部屋(上記写真)、戦後の政治家の声をくことができる電話、政治クイズ等もあり、ゼミ生の滞在時間はこちらの方が長かったかも知れませんが・・・(笑)

 今回のフィールドワークに参加したゼミ生は、3・11東日本大震災以降の政治はどう動いているのか、現職国会議員が感じている民主党と日本の政治のゆくえとはなど、日本政治への興味関心を改めて深めた様子。ゼミ生は、今回のフィールドワークを通し、今後政治を学ぶ上でとても貴重な経験をすることができたと思います。阿久津幸彦様と秘書の方、衆議院憲政記念館様、お忙しい所ご協力を賜りまして本当にありがとうございました。

 このように、法政大学法学部政治学科にある河野康子ゼミでは、毎年フィールドワークを行っています。実際に政治の現場である国会議事堂(衆議院・参議院)や省庁、政党本部、金融政策の重要なアクターである日本銀行、さらに司法を担う最高裁判所や裁判員制度が実施されている地方裁判所などを見学し、日本政治史・日本政治外交史で学んだ内容をリアルに実感できる、そんなフィールドワークを目指しています。河野ゼミの活動にご興味をもたれた方は是非また来年度一緒にゼミで学びましょう。あなたのご応募を、お待ちしております。

 また、フィールドワーク先も募集していますので、何か良い情報がありましたら、ご連絡下さい。情報、お待ちしております!!
(17期/上野)

協力:衆議院議員阿久津幸彦事務所〈衆議院議員阿久津幸彦事務所オフィシャルWebサイト〉
   衆議院憲政記念館