今日は年内最終日、取引は15:30まで。
ホワイトハウス関係者によると今晩財政の崖について協議するとのこと。
金相場は財政の崖の問題が解決した場合、リスク選好で買われるのか、
逆に安心感から他の金融商品に資金が流れ売られてしまうのか、
正直なところ良く分からない。
ほぼ円安のみで上昇を続ける変わった相場になっているが、
ドル円はかい離がきつく相変わらずのババ抜き状態。
金の相場で見ると去年の相場は年末がその年の安値、
今年は真逆で年末にその年の高値近辺になっている。
来年以降も大きな方針は変わらず、
金をどこでどういう形で買うかだけを考えていく方針としたい。
世界的な金融緩和の方向に変化がない限り、
大きな調整があったとしても
金相場の長期上昇トレンドに変化は訪れないと見ている。
ただし値位置が高ければ高いほど調整局面の値幅が大きくなり、
その場面をいかに傷少なく乗り切れるかで年間の収支の明暗が分かれる。
個人的には財政の崖よりも、
まるで解決の糸口の見えない欧州問題が大きな調整局面を呼びそうで心配である。
常にのんびりマイペース、
来年も慌てずゆっくり売買することを心掛けて相場に臨むことにしたい。
皆様今年もお疲れ様でした。
良いお年を
大木康弘