愛書家と書物の間に特別な世界を作り出すルリユールと鉛の言葉のオブジェを展示
羽田野麻吏 「書物のみる夢」展
2019年2月2日(土)~2月23日(土)
12:00~19:00 (日/祝 ~18:00) 月・火休廊:2/11も休
◎トークイヴェント
柄澤齊(版画家・美術家)×羽田野麻吏
2月10日(日) 16:30~
定員30名 ¥1500-
1月26日(土)12時より電話受付開始(下記)
LIBRAIRIE6
渋谷区恵比寿南1-12-2 南ビル3F
03-6452-3345
休廊中のお問合せは info@librairie6.com までお願い致します。
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(以下はギャラリーのブログ並びに、「個展なび」掲載の情報を筆者の責任において、編集したもの、筆者のコメントは灰色で印字)
羽田野 麻吏
ハタノ マリ
Mari Hatano
Hatano Marie (とも表記される)
Biography
1966 札幌生まれ
舞台美術を専攻
武蔵野美術大学造形学部大学院 卒業
卒業後は設計事務所にて博物館・美術館等の展示企画設計を行う。
1992 「本の宇宙ー詩想をはこぶ容器」展(栃木県立美術館)をきっかけに栃折久美子氏の文章「チェケルール先生」の仕事とは何かに思い閃きルリユールの道に入る。
1995 栃折久美子ルリユール工房エコルプログラム
高校の現代国語教科書所載の栃折久美子「モロッコ革の本」を読んだ事を思い出したからとも言う。(こちらであれば、ラ・カンブルでの経験で、リリアンとのやりとりも書いてあったのではなかったか。)
1992年に栃折久美子ルリユール工房に入ったとすれば、最初の1年は「入門コース」そして通常3年は掛かるとされる「パッセカルトン」のコースに入った事になる。その後、優秀な生徒は「エコルプログラム」の受講となり、そして「アシスタント」となる。羽田野は早いペースでこの課程を終えた事になる。(私の記憶も曖昧だが、入門コースかその直後くらいには、羽田野の作品がアトリエに飾られる事があった。くまのプーさんのシルエットを切り抜いた作品などが印象に残る)
1998 栃折久美子ルリユール工房アシスタントの傍ら注文制作をはじめる
2003 東京・世田谷にアトリエコリルスをうつし、製本教室もはじめる
(アトリエを移転というのだから、開設は2002年以前となり、入門以来10年以内でアトリエ開設となる)
[展覧会]
1996 「手製本なかま展」 東京 王子ペーパーギャラリー
1997 「現代日本のルリユール展」 東京 三木記念館
1998 「Maestri Rilegatori per L'infinito」 マチェラータ イタリア
1999 「第6回ARA国際製本フォーラム」 ベネチア イタリア
2000 工芸製本・カリグラフィー展「Scripta Manent II」Golden Book受賞 タリン エストニア (*)
2001 「シルヴェストル・ボナールの書棚」 東京 オムニクギャラリー (宮田明美氏との二人展)
2002 第7回ARA国際製本美術フォーラム アテネ ギリシャ
2005 Concours Pointe de Paris の42冊に選出
2006 Double Bush Binding 豪・日・仏巡回展
2012 製本家と箔押師の4人によるユニットLes fragments de M として展示・ワークショップ・注文制作も始める。
個展「le greal」I・II・III 書肆啓祐堂
個展「dix mesangettes 10篇の詩のための秘匿箱」clement salon*
個展「サトゥルヌスの書物」展 LIBRAIRIE6/シス書店
(*) "Armuaeg" by Doris Kareva, 1999
©Mari Hatano
1992年に製本を習い始めたとの事だから、2021年で製本修業30年になる。ぜひ
30年記念全作品展を開いてほしい。
(大阪の中尾エイコさんが、数年前に南青山で、製本30年展を開いており、これには、心を打たれたのです)