株価指数・株式関連指標 | YUKIの部屋

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株価指数・株式指標

はじめに

多くの場合、証券マン(証券会社の営業)と証券会社の顧客との利益は逆相関しています。証券マンの成績はほとんどその人が得る手数料総額で判断されますが、顧客にとって手数料は出費です。そのため、証券マンは本当のことに嘘を混ぜることがあります。しかし、顧客がある程度の株式に関する知識を持っていると、態度を変えざるを得ません。したがって、株取引では株式の知識を増やすことは重要です。そこで、よく使われる株価指数や指標を調査してみました。
 
指数 説明
PER(PE比) 企業の株価を1株あたりの利益で割ったもの。企業の株価が利益に対してどれだけ高いかを示す指標。
 
PBR 企業の株価を1株あたりの純資産価値で割ったもの。企業の実態に対してどれだけの割引がされているかを示す指標。
 
ROE 企業の株主資本に対する収益率を示す指標。企業の収益力や効率性を示す重要な指標の1つ。
 
EPS 企業の1株あたりの利益を示す指標。企業の収益性を評価する際に重要な情報源。
 
配当利回り 企業が支払う1株あたりの配当金を株価で割ったもの。株主に対するリターンの1つとして重視される。
 
Beta係数 株価の変動が市場全体の変動に対してどれだけ敏感かを示す指標。ベータが1より大きければ市場よりも変動しやすい。
 
Market Capitalization 企業全体の時価総額。株価と発行済み株式数を掛け合わせたもの。企業の規模を示す指標。
 
52週レンジ 1年前の株価の最高値と最安値を示す指標。株価の相対的な安値や高値を把握するために利用される。

 

インデックス

平均株価を基にした多くの指標(インデックス)が存在します。同じような値動きを狙うファンドも多く存在します。ファンドが元にするインデックスと同じ銘柄を保有している場合、そのファンドの資産評価額はインデックスと同じになります。銘柄の選定にかかるコストが不要なため、手数料が低く抑えられます(完全一致型)。それに対して、アクティブファンドはインデックスを超える収益を追求しますが、銘柄選定に人件費がかかり、インデックスファンドよりも利益を上げるファンドは非常に少ないです。ファンドマネージャーは高額の報酬で知られています。

 

 

https://jobtalk.jp/salary_matome/jobs/243

 

https://careercompass.doda-x.jp/article/5554/

 

 

 

世界の株価指数

世界の主要な株式指数には、以下のものがあります。各指数は異なる地域や市場の株式を代表するもので、経済活動や市場の健全性を示す重要なバロメーターとして広く使用されています。

  1. 日経平均株価指数(Nikkei 225):

    • 日本の東京証券取引所(東証)に上場する225銘柄からなる指数で、日本の株式市場全般のパフォーマンスを示します。主要な日本企業の株価の平均を表しています。
  2. ダウ・ジョーンズ工業平均株価(Dow Jones Industrial Average):

    • アメリカのダウ・ジョーンズ社が計算する指数で、アメリカの株式市場の代表的な指標です。30の大手企業の株価の平均を表しています。
  3. S&P 500指数:

    • アメリカの標準普爾(S&P)が計算する指数で、アメリカの大型株式500銘柄をカバーしています。アメリカ株式市場全体のパフォーマンスを示す重要な指標です。
  4. ナスダック総合指数(Nasdaq Composite):

    • ナスダック取引所に上場する全ての銘柄を対象にした指数で、主にテクノロジー関連株式を中心にカバーしています。テクノロジー業界のパフォーマンスを示す指標として知られています。
  5. フランクフルト証券取引所指数(DAX):

    • ドイツのフランクフルト証券取引所に上場する30銘柄からなる指数で、ドイツの株式市場のパフォーマンスを示します。
  6. 上海総合指数(SSE Composite):

    • 中国の上海証券取引所に上場する銘柄からなる指数で、中国の株式市場を代表するものです。
  7. ロンドン証券取引所100指数(FTSE 100):

    • イギリスのロンドン証券取引所に上場する100銘柄からなる指数で、イギリスの株式市場を示します。

これらの株式指数は、国際的な投資家や市場関係者にとって重要な情報源であり、経済や市場のトレンドを分析するのに役立ちます。また、ニュースメディアでも頻繁に取り上げられ、市場の動向を報道する際に使用されます。

上記以外にも下記の指数が使われます。

指数
Topix 日本
ハンセン 香港
加権 台湾
韓国総合 韓国
ST シンガポール
SET タイ
VN ベトナム
ジャカルタ総合 インドネシア
SENSEX指数 インドネシア
CAC40
DAX
MIB
ユーロ・ストック 欧州
SMI スイス
イスタンブール トルコ
アフリカ全株 南ア
TS300 カナダ
ボルサ メキシコ
ボベスパ ブラジル
TS300 カナダ
ボルサ メキシコ
ボベスパ ブラジル
メルバル アルゼンチン


日本

 

 

 

米国

 

 

 

株価指標

株式情報サイトに出てくる株価から算出される指標は、以下のようです。

 

株価指標 日本語
PER 株価収益率 株価/1株当当期純利益
PBR 株価純資産倍率 株価/1株当純資産(BPS)
ROE 自己資本利益率 当期純利益/自己資本
ROA 純資産利益率 当期純利益/純資産(自己資本✛負債)
配当性向   年間配当金/純利益
配当利回り   年間配当金/株価

その見方は、

指標 目安 対象
PER 低:割安株 利益
PBR 低:割安株 資産
ROE 高:優良株 利益
ROA 高:優良株 利益
配当性向 高:高配当金割合 配当
配当利回り 高:割安株 配当

です。

ROE・ROAはいずれも利益の指標ですが、ROE自己資本・ROAは自己資本+負債を分母にしています。ROEは株主が負担している資本に関してどれだけ利益がでているか、ROAは総資産に対する利益です。配当性向が低い場合には多くの場合株価が上がります。配当性向が高い場合、研究開発(先行投資)に割く費用が少なくらることも考えられます。

自己資本比率

事業の安定性を評価する指標として、自己資本比率を注視しています。業種や企業規模によって差異があるため、これらを考慮に入れます。借入額は倒産リスクと関連するため、借り入れた理由が 重要です。普通は、利益が続けば返済額が多くなります。自己資本比率が高まることになります。借入額が減らない理由が重要になります。

さらに、新たに設立された企業では、積極的な経営戦略により負債が多いケースも見られます。一般的には、自己資本が総資産の約1/3を占めることが一般的です。

 

株価に関連する指標

株価に影響するであろう主な株式以外の指標を列挙しました。

 

為替 ユーロドル
ドルインデックス
WTI原油先物
金先物
S&P GSCI商品指数
VIX恐怖指数
VXN(NASDAQ)
米国債券2年利回り
米国債券5年利回り
米国債券10年利回り
米国債券30年利回り
ラッセル2000
PHL半導体(SOX)
英国FTSE100
海外の投資家は、日経平均株価よりもTOPIXを重視し、ドル建ての評価が一般的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

為替と株価

円安に振れれば株価は上がります。ドル建てtopixを日本の株価の指標にする海外投資家が多いと言われています。
ですから、円建て株価が変わらなくても、円安になればドル建てでは下がったことになります。
 

最後に

新NISAが来年年初から始まり、証券会社の宣伝も活発になっています。一番の目的は、証券会社の顧客と、売買高を増やし、株価を上げることによる政権の安定化です。それを見込んで、海外投資家もやってきました。今までのnisaは期限があり、その時の株価によって損失する可能性があり、使いにくかったですが新nisaでは無期限となり、金額も増えて、顧客にもメリットがありそうです。

株価が暴落するときは株式を買ういい機会が来たという事です。海外投資家は日本株では9月以降売り越しています。

勘ですが、2万8千円が、標準平均株価だと思いますので、それを下回れば買いだと思います。最も個別銘柄では、異なります。