180回 コヘレトの言葉 12章 聖書通読

日付:2025年4月4日

聖書箇所:伝道者の書(コヘレトの言葉)12章

12章

◆ 1–2節|若いうちに創造主を覚えよ

1 あなたの若い日にこそ、お前の創造主を覚えよ。災いの日が来ないうちに 「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。

2 太陽も光も月も星も暗くなり 雨の後にまた雨雲が戻って来ないうちに。

→ 主をおそれることは知恵の初め。自分を利することばかり考えていると、終わりの時にはすべて吹き飛んでしまう。主を信頼して隣人を愛し、仕えて働き続ける。


◆ 3–5節|命の衰えを覚える前に

3 その日には、家を守る者も震え、力ある者も身をかがめ、臼をひく女たちは少なくなって仕事をやめ、窓から覗く女たちの目はかすむ。

4 通りに向かう戸は閉ざされ、臼のひき臼の音は低くなり、鳥の声にすら人は起こされ、歌をうたう女たちはすべて衰える。

5 また、高いところを恐れ、道にあるものもおののく。アーモンドの花は咲き、いなごは重くなり、ケッパーの実は効きめを失う。人は永遠の家へと去り、通りには泣く人の声が響く。

→ 人の人生は短い。年を取れば身体機能は衰え、できることが減っていき、思考もネガティブになるかもしれない。だからこそ旬の時に、主がどんな方かを知り、献身を心に決め、人々に仕え働く習慣を持つ。


注解書に基づく象徴の解釈:

「家を守る者も震え」=手足が震える

「力ある者も身をかがめ」=足腰が弱り、背が曲がる

「臼をひく女たちは少なくなって仕事をやめ」=歯が抜け、噛む力を失う

「窓から覗く女たちの目はかすむ」=視力の衰え

「鳥の声にすら起こされ」=眠りが浅くなる

「歌をうたう女たちはすべて衰える」=聴覚や感性の鈍化

「高いところを恐れ」=転倒などへの恐れ

「アーモンドの花は咲き」=白髪

「いなごは重くなり」=体力の喪失

「ケッパーの実は効きめを失う」=快楽や食欲の衰え

「人は永遠の家へと去り」=死(来世への旅立ち)


◆ 6–7節|命の糸が切れるとき

6 銀のひもがほどけ、金の鉢が砕け、水がめが泉の傍らで壊れ、車輪が井戸の上で砕ける前に、

7 ちりは元の大地に帰り、霊はそれを与えられた神に帰る。

→ 人は主によって生かされ、与えられた月日をどう過ごすか、主はご覧になられる。命がなくなれば、もう主の御国の建国の働きにも参加できなくなる。その時に絶望しても遅い。よく働ける時期から主に仕える。


◆ 8–14節|すべての結論:神を畏れ、その戒めを守れ

8 空の空、いっさいは空しい、とコヘレトは言う。

9 コヘレトは知恵を持った人として、なおも知識を民に教え、よく考え、探し求め、多くの格言をまとめた。

10 コヘレトは喜ばせる言葉を求めて、まっすぐな真理の言葉を書き記した。

11 知恵ある者の言葉は牛を刺す棒のようだ。集められた格言はよく打ち込まれた釘のようだ。それらは一人の牧者によって与えられた。

12 わが子よ、これらのことによって戒めを受けよ。本を多く作るには終わりがなく、勉強することは肉体を疲れさせる。

13 すべてに耳を傾けた結論。神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべて。

14 神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべての業を裁かれるからである。

→ 世的な快楽は一時的で空しい。いつまでも残るものに貴重な時間と主からの賜物を投資したい。隣人への愛は、与えれば与えるほど自分も成長し、喜びが湧き、主の思いに近づける。それを励ましてくれる兄弟姉妹を周り(家族や教会、職場、あらゆるコミュニティ)に持つことは人生の宝となる。


Ecclesiastes 12 – Key Vocabulary(英単語リスト)

1節

remember(覚える), Creator(創造主), pleasure(喜び)

→ Remember also your Creator… I have no pleasure in them.

2節

darkened(暗くなる), clouds(雲), return(戻る)

→ The moon and the stars are darkened… the clouds return after the rain.

3節

tremble(震える), grinders(臼をひく女たち), dim(かすむ)

→ The grinders cease because they are few… those who look through the windows are dimmed.

4節

shut(閉ざされる), brought low(低くなる), daughters of song(歌う女たち)

→ The doors on the street are shut… daughters of song are brought low.

5節

afraid(恐れる), almond tree(アーモンドの木), desire(欲望)

→ They are afraid also of what is high… the almond tree blossoms… desire fails.

6節

silver cord(銀のひも), golden bowl(金の鉢), broken(壊れる)

→ The silver cord is snapped, or the golden bowl is broken…

7節

dust(ちり), spirit(霊)

→ The dust returns to the earth… and the spirit returns to God.

11節

goads(刺す棒), nails(釘)

→ The words of the wise are like goads… like firmly fixed nails.

13節

fear God(神を畏れよ), keep his commandments(戒めを守れ)

→ Fear God and keep his commandments… this is the whole duty of man.

14節

judgment(裁き), every secret thing(すべての隠れたこと)

→ God will bring every deed into judgment…