2023年5月4日。
はいたい、こんばんはー
いつもありがとうございます
8年以上も料理教室に通っていた話、今回でやっと終わります。
いつも長々とすみません
料理教室に通うCAが次々と結婚したことで
『もしかすると恋愛開運スポットかも』
と密かな期待が寄せられていたらしい料理教室でしたが、ハシエさんには特に恋愛的変化が起きなかったことで、その後料理教室に通いたいと言い出すCAもいなくなりました。
↑本当にハシエさんのせいかはわかりませんが
正直私はハシエさんのことで懲りて、次にまた料理教室に行きたいというCAがいたとしても私は間に入らずその人自身で連絡を取って勝手に入会してもらおう…と思っていたし、私もいい加減教室を辞めようと思っていました。
ですがその頃から先生の私への態度が少し変わってきたのです。
いつも弟子というか舎弟のような扱いを受けていて他の教室の生徒との違いを感じていたのですが、この頃から急に先生が優しく丁寧な接し方をしてくるようになったのです。
とりあえず
ハシエさんが教室を辞めたのは確か11月、12月は先生の思いつきで『イタリアンおせちを作る』ということになっていました。
普段教室の料理は作ったらその日に食べて終了なのですが、おせちに関しては教室で作ったメニューを12月末の週に先生が作って希望する生徒たちに販売もする…とのことでした。
先生はかなり張り切っていて、希望者から先におせち代を徴収し、高級食材などを買って準備を進めていました。
私は夫婦2人だし、年始早々ステイで家を空けるので食べきれないから…とおせちは頼みませんでした。
なので月2回の教室でおせちメニューを数品作ってその年の教室は終わり…と思っていたのですが、月末に先生から
「おせちを作るのを手伝ってほしい」
と電話がかかってきました。
電話の先生の声から焦りを感じたのでオフの日にお手伝いに行きました。
その日は同じ教室の生徒2号さんもお手伝いに来ていました。
教室に入ると、ほとんど出来上がっている料理からまだ全然手がつけられていない食材などがたくさん、所狭しと置かれていて
『これ、ちゃんと出来上がるのかな?』
と不安を感じる状況でした。
先生は焦っているのかたくさんの食材を前にハイテンションなのか…
おしゃべりや脱線が多くて、せっかくオフを使ってお手伝いに来たのになかなかおせちの準備が進みませんでした
夕方、別の用事があったので私も2号さんも帰る時間となりましたが、まだおせちの完成は見えてきていませんでした。
先生は
「また明日も〇〇さんと△△さんがお手伝いに来てくださるから大丈夫よ〜」
と笑っていましたが…
結果、おせちは大失敗に終わったようでした
年が明けていつものように教室に行くと、先生がめちゃくちゃ落ち込んだ様子で
「この前はおせちのお手伝い、ありがとうございました…。結局ね、私大失敗してしまって本当にみなさんにご迷惑をおかけしてしまってね…」
「でも、また気持ちを切り替えて頑張るわね。今年もよろしくお願いしますね」
と弱々しく笑って、その後はもうおせちに触れることはありませんでした。
料理をしながら2号さんにコッソリと何があったのか聞いてみたのですが、2号さんも
「失敗した」
としか説明を受けなかったらしく、何があったのか詳細はわかりませんでした。
たぶん仕上げられなかった…のかな?
ですがこのことで、他の曜日の生徒さんたちが結構な人数辞めてしまったようでした
それから先生は生徒1号さんや2号さんや私の前で
「昔からずっと教室に通い続けてくれているみなさんのおかげで私はまだどうにか頑張れる」
と何度も言うようになりました。
いち時期落ち込んでいた先生でしたが、しばらくすると自宅での教室以外にも公民館で教室を開いたり新聞のレシピ連載をおこなったりと精力的に活動して元気を取り戻しました
でも私たち教室の初期メンバーに対してはずっと感謝していると言い続け、丁寧な対応をするようになっていました。
こうなるともう教室を辞められない
この少し前に先生の旦那様が亡くなられていて、沖縄で一人暮らしをしている先生に
「辞めます」
と言えないまま、結局先生がお子さんと東京で同居することになり教室をたたむまで通い続けました。
振り返ると8年半ほど通っていました
ですがやっぱり料理にはあまり興味がわかず、身についたのはにんにくの早みじん切りくらい笑
あとは、パスタを茹でる時の塩は思っている2倍くらいの量…とか、普通の家庭のコンロなら弱火でじっくり火を通したほうが何でも美味しい…とか。
バケットにはオリーブオイルだけじゃなく塩を混ぜた物をつけるのがウマい!、サラダのドレッシングは買わなくても作ったら簡単!とか。
それぐらいかなー
ほとんど調理を担当しなかったので手際は全く良くなりませんでしたよ。
ただ、今毎日ご飯を作っていて時々ふと教室でやったことを思い出すことがあります。
たぶん今教室に入ったら、もっと先生の言っていることを理解できて吸収できることもたくさんあると思います
あの頃は先生の説明が理解できなかったことも多々
その後の先生はコロナ流行前まで東京で教室を開いていて、また最近ポツポツと自宅でお友達を招いて料理を楽しんでいるようです。
たぶん80歳くらいになられたと思いますが、お元気そうで何よりです。
やっぱり食生活が豊かなことが健康長寿の秘訣なのかな?
私も健康のためにももう少し料理を頑張りたいと思います
たまひよこ