通訳案内士の第2次口述試験、順当に落ちた… | 団塊耕志録

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通訳案内士の第2次口述試験、順当に落ちた…

 本日12月25日、国家試験の通訳案内士第
2次試験の合格発表があった。
(12月3日受けてきた通訳案内士の口述試験!
 https://ameblo.jp/ykiyono800/entry-12333514229.html

 残念ながら、011687の自分の受験番号
は合格者の番号の中にはなかった…。
 何度見直してもなかった(汗)

ある意味当然でもある。どう考えても半分フロ
ックで受かった第一次の筆記試験の合格通知を
受け取って、付け刃でチョット勉強しただけな
のに、人間とは図々しいもので、何かしら期待
してしまう…。

 はっきり言って、口述試験で答えた内容を殆
ど覚えていず、また自分の選んだテーマであっ
た「ちらし寿司」の事も英語で説明もできていな

いないのに、ただ絶句をしなかったというだけ

でもしかしたらと期待してしまうのには、少し

理由があった。

 毎年2次試験の合格率は70%前後(201
6年は77.4%)と高く一次試験は30%前
後という厳しい数字に比し、合格率が高かった。

 それは、高まる通訳ガイドへの需要を満たす
ために、一次に受かった人には比較的甘めの採
点が行われるのではという巷間の噂があったか
らである。

 が、である。今年は一時筆記試験の合格率が
15.6%と低いのみならず、第2次口述試験
の合格率も昨年の77.4%から58.1%へ
と下がっている。

 そして最終合格者も昨年の2404名から1
679名へと31.4%減少した。

 何故か?
その理由は複合的な要因があろうが、ひとつ言
われているのは通訳案内士法の規制緩和が行わ
れ、国家資格の通訳案内士は名称的独占権があ
るだけで、無資格者でもあっても有償通訳ガイ
ドをしても良い事になった(今年の6月に法律
が成立、2018年1月施行)。したがって、
供給側(例えば旅行会社や派遣会社)の事情で
通訳案内士を組成乱造する必要がなくなった。
したがって国家試験として通訳案内士試験は、
かえってより厳しく採点されることになった、
という事である。

 もちろん、事の真偽はわからない。ただはっ
きりしているのは、自分で言うのも何だが、自
分のような語学力が貧弱で準備不足の人間は、
合格させない方が良いと言う事だ。

 実は多少、その甘い運用を期待していた面も
あったが、冷静に考えると、このレベルを合格
させるのは、通訳案内士の権威を落とすことに
なるとちょっと自虐的ではあるが、確かに思う。

 やはりかなり勉強が必要だし、無資格の通訳
ガイドとの差別化の為にもその水準を担保せね
ばならない。

 商売としての通訳案内士は実はかなり大変で
資格がありさえすれば仕事があると言う事では
ないそうだが、しかし独占的名称権としての通
訳案内士の権威が高まれば、競争優位が確保し
やすいのではないだろうか?

 とにもかくにも、今年は「偵察受験」のつも
りで受けてみたが
  (8月20日通訳案内士の試験を受けてみた!
https://ameblo.jp/ykiyono800/day-20170821.html
来年は本番の心意気で挑戦してみよう。
 幸い、筆記試験の合格は1年有効なので、口
述試験のみでの再挑戦となる。

 しかし、自分の目標は実は国家試験の通訳案
内士の資格取得ではなく、東京ハイヤータクシ
ー協会のTSTiE資格の取得で有り、その為
の東京都地域限定特例通訳案内士の研修の受

講と認定試験の合格である。

 これは来年1月15日から研修が始まり、認定

試験は2月20日である。これを首尾よく突破し
ないとTSTiEの乗務員資格がとれない。

 国家資格の通訳案内士の試験よりは多分優し
いとは思われるが、しかし、やはり口述試験が
同様にある。

 今回こそは悔いの無いように準備し、TSTiE
の資格を是非獲得したいものだ!

(団塊耕志録アメブロ版 0082)