とうもろこしのひげ茶 | そらいろ日記

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はじめの1枚

雨が降り始め、香り立つ朝。昨夜、洗濯して干していたものは乾いていた。

こちらは雨の1日になりそうです。この雨で樹々の色が深くなり夏至に緑翠色が見られるかもしれません。

 

 

ところで、新鮮なヤングコーンをみているうちに試したいことが。

 

 

それは、とうもろこしの「ひげ茶」を作ること。

 

竹ざるに半紙を敷いて外干しする

 

5cm程にカットして180℃のオーブンで約10分、焦げないように様子を見ながら水分を飛ばす。

 

 

しばらくすると、とうもろこしの香りが立ってきた。

 

乾きにむらがないようにほぐしながら上下を入れ替える。

 

 

とうもろこしの実の甘みと皮の緑の爽やかな香りが部屋に穏やかに広がっていく。緑茶の香りにどことなく似ている。この爽やかな香りを残せたらと思った。

 

後は、フライパンで炒って水分を飛ばす。炒り時間を変えて、煎る・焙じるの2種類を作ってみてお茶の味を比べてみることにした。炒る前に少しおいて発酵させたほうが旨味を引き出せるのかもしれない。

 

 

水分を飛ばす作業の工程でお茶の香りが変化していくのが嬉しい。これがどんな味、色や香りにつながるのか想像するのも楽しいしいことだなあ。

 

 

好奇心の赴くまま試してみたくなったお茶づくりの時間。

 

焙じ茶と炒り茶

 

焙じ茶:香ばしいさと、とうもろこしのほのかな甘味。赤みのある茶色。

炒り茶:かすかな清涼感と自然な草の香りが甘みとなじまない。黄色がかった薄い茶色。

 

炒茶に期待していた清々しいお茶の香りと味は露のように消えてしまっていた。

 

焙じ茶のほうがバランスがとれていて美味しく感じられた。イメージと違いがあるのは未完成品ならではの味ですね。

 

 

このお茶は利尿作用があるそうなので、むくみに効果がありそう。

 

 

 

◆お写んぽ

姫岩垂 with 金糸梅

 

*僭越ではありますが*

オーブンお使いになりますと室温が上がりますので涼しい日にお試しになることをお勧めいたします。