Beethoven, String Quartet No.7 F-major Op.59-1 | そらいろ日記

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こども達の学校で弦楽四重奏を聴く機会がありました。

 

First violin

 

 

ベートーベン、第7番ヘ長調作品59-1「ラズモフスキー第1番」より 第一楽章、第四楽章

 

Second violin

 

第1バイオリン、第2バイオリン、ヴィオラ、チェロの編成で演奏者は東京芸大で学ばれたプロの演奏家でした。その中に、こども達の学校の保護者と音楽の先生がいらっしゃいました。

 

Viola

 

音楽の先生は映画音楽の作曲もなさっていて作曲の意図などにお詳しいようでした。ベートーベンがこの曲を作ったころの音楽的時代背景、彼の境遇や音楽に向き合う姿勢などの視点から曲の解説を詳細にしてくださいました。

 

Chelo

 

小さなホールの前側の席だったためか、ヴィオラのたおやかな美しい響きが届いて心地よい気分になりました。第1バイオリンだけでなくチェロが雄大に歌う箇所があり、この演奏会の選曲者の意図が伝わってきて、第一楽章、第四楽章を選んだ理由も想像してしまいました。

 

 

まぁ、つまりチェロの音をホールに響かせたかったのかなと。

 

 

 

終楽章はテーマ・ルッス(ロシア主題)の表記があり、この作品を献呈する在ウィーン・ロシア全権大使アンドレイ・キリロヴィチ・ラズモフスキー伯爵に敬意を表してロシア民謡を主題に使われているそうです。

 

というわけでこの曲をイメージするお花の写真を選んでみました。

明るく煌びやかなで世の中の喜びを掬いあげたよう曲調。

 

 

室内楽のコンサートに出かける機会は今まであまりなかったけれど、いずれまたと思いました。

 

 

私が暮らしている地域では、薔薇の2番花、3番花が美しく咲いている公園・街角の花壇やおうちの庭があります。花の手入れをしてくださっている方々や静かに佇み花を愛でる方々とご一緒できるのは格別です。お祭りの後の花の静けさに耳を澄ますと聞こえてくる音があるからです。

 

薔薇の美しさは咲いている花弁だけでないことを囁いてくれます。

それは、まさに弦楽四重奏の響きのようです。

 

 

 

 

◆おまけ

ロシアの国花は「ひまわり」

подсолнечник

ひまわりの種は大切な食糧源なのだそう。