旅日記 船旅後編(完) | そらいろ日記

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旅日記の最後は、船写真を中心にお届けします。

 

停泊中の船を眺めていたら結婚した年に訪れた長崎で、この船が建造中だったのを思い出した。

 

しかも、ホルンさんの生まれた年に完成したという偶然。

 

sea shuttle

 

操舵室。船長さんと目が合うと手を振ってくださった。

 

 

波が高い日があり、船酔いのためか甲板には人がまばらだったので撮影させていただいた。

 

 

 

 

昼間のバーは、ラウンジのみが開放されているお部屋もあり、静かなのでソファで読書や母ととりとめなくおしゃべりなど。飲み物は他のバーから調達or配達。

 

 

寄港地に着くと、上陸して観光することも船内のアクティビティを楽しんだりのんびりすごすこともできた。

 

 

船が出港すると、船内で食事をしたり、シアターでのショーや演奏を鑑賞した。

バンドリーダー:エリックさん?のベースの演奏が秀逸で娘のホルンさんと感動した。

 

両親との夕食は少しドレスアップして旅のお話や人生観などを拝聴しながら食事。

この語らいこそが何よりのご馳走だった。

 

ここのデッキでsea shuttleが格納される様子を動画撮影していたら、同じく撮影されていた方がtime lapse撮影したsea shuttle動画を見せてくださった。そして動画撮影のコツを教えてくださった。

 

 

客室から父と見た夕焼けは優しく輝いていた。

私たちは幸せな風景を心ゆくまで眺めた。

 

この旅に、そして両親の人生と共にあることに私は感謝している。お互いに感謝の言葉を自然と贈りあった。

 

その言葉でお互いにかけがえのない存在であることを実感するという極上の旅となった。

 

旅の意味はここにあったのかもしれない。

 

私にはありがたく、もったいない旅だったなあ。夢のようだ♪

 

この時のことを父クミンさんは母クレマチスさんに時折話されるそうだ。

 

旅の振り返りをして思ったこと。それは、私たちの日常は、かけがえのない非日常の積み重ねであるということ。

 

 

72歳の母がつぶやいた。

 

本当は、あなたの子育てが一段落してからと思っていたのよね。

 

だけど、この時にあなた達と旅をしたおかげで、普段は語らないクミン(父)さんのお話が聴けたような気がするわ。

 

いつか、あなたと二人旅がしてみたいわと内緒のお話をしたのは、ここだけのことに。

 

どうやら、私は一緒に旅すると楽しい人らしい。

まあ、子育てが一段落する50代には介護や仕事中心の生活になりそうですけどね。

 

 

 

 

船旅には裏方さんのご助力と想いと笑顔の輝きもあった。

 

彼らは実に楽し気に働いていらして、その様子が私達の旅を格上げしていたように思う。

 

リピーターが多いのもうなずける。

 

 

私の旅日記をお読みくださりありがとうございます。

 

お留守番した夫ヤマトさん+娘フランさんに感謝。

 

*旅先で毎日撮影していたら1200枚以上になっていた。100枚ぐらいブログにupしてしまった。分析すると自分の一部が見えてくる。1000超えると何かが変わるように撮っていたのかな。

 

 

おまけ

横浜に無事到着