高校の柔道の授業を見学させていただいた。
4試合が同時に行われていたので、それぞれの試合を比較してみることが出来た。柔道のおおまかなルールは、組合った相手を床につけたら技ありなのかな?ヨクワカラナイケド
重心を低く保っている方が安定していて強いように見えた。技をかけようとすると体の重心の位置が変化するようなのだけど、相手の重心の位置の変化を組んでいる時に体感できるものだろうか?周りで見ているとわかるのだけど。相手の重心の事に注目している子は少しだけいて、さらに自分自身の重心に意識がある子は、それよりも少なそうだった。
私が身体の重心がどこにあるのかに注目して見ていたら、ある程度、技が決まる瞬間を予想できるようになった。おもしろい♪
相手が自分に技をかけようとして重心がふわっと浮く瞬間に技をかけちゃえば勝つことができるみたい。でも、それは難しいようで、技をいなすのが精一杯のようだった。
ひときわ体幹がしっかりとした子がいた。しかも相手が技をかけてくるタイミングが分かるようで、相手が技を仕掛けてくる手前でいなして、ことごとく防いでいた。相手が失敗したとがっかりして、ふわっとなった瞬間に技をかけて一本を取り決着をつけてしまった。
カッコいい。誰から見ても余裕の試合運びだったのだけれど、試合後に息を整えるのに一番時間がかかっていたのは一番強い彼だった。
そんな姿に仲間たちは気づいていただろうか?実は彼は真剣に戦っていたんだよ。だからカッコよかった。
圧倒的に強そうに見えた彼の重心が上振れした瞬間は、何度かあった。それは、相手の重心と自分の重心を同時には認知できないからのようだった。組み合った人には気づけなかったとしても、重心に注目して周りから見ていたら気づけただろう。彼の勝ち方からも弱点からも多くを学ぶことが出来るだろう。
柔道の選手ではない子たちの学ぶ姿にささやかで確かな感動と、ときめきがあった。
ふと、心の重心についても同じことが言えるのだろうかと考えてみた。相手を投げ飛ばすわけではなく、えーっと
自分と相手の心の重心、この両方に注目したら、ささやかで幸せで楽しい関係になる方法がみつかるかもしれない?
夫婦、親子、仕事仲間、近所の方々、ブログ友さん、世界の人々、人と自然と
おまけ♪
帰り道に並んで咲いていた♡