ガードナー陽子です。
岡山→大阪→バリ島→シンガポールからの
香港（今ここ）
MY STORY まだまだ続きます！
香港島西からの眺め
話せない、話さない
主人は、仕事がますます忙しくなり
アジアのリージョナルヘッドから
グローバルヘッドになりました。
２週間出張して、週末帰ってきて
新しいワイシャツを持ってまた飛んでいく。
家にいても、ロンドンやNYの時間に合わせて電話会議。
さばいてもさばいてもメールが入るので
携帯が離せません。
休日は、眠り、たまった郵便物を捌き
子供たちにキスをしてまた出かけて行きます。
私は、平日は家を回すことに必死です。
夜は電話会議をしていたり
出張疲れで眠っている主人に気を使って
騒がしい子供と息を潜めます。
週末は時差ぼけで在宅の主人を寝かせてあげたいと
朝早くからベビーカーを押して公園に行き
時間を潰していました。
そんな多忙な主人に
私たちの日常のことを気軽に話すことが
できなくなっていきました。
相談することは、箇条書きにして準備しておき
話せるときにだだだーっと回答をもらうようになりました。
主張先から主人は毎日facetimeをしてきます。
主人が出張先で唯一時間のあるのは、朝食の時。
その間カメラを回しっぱなしにするのです。
こちらの時間や都合はお構いなく、
向こうのタイミングで、忙しい日常に入ってきて
監視をされているようで心底嫌でした。
会話することはないのに、何を見ていたいの？
見てたって、家族の場にいないじゃん。
私たちは結婚前から、毎月末には
二人だけの時間を必ず作ろうと決めていました。
でも、主婦で育児だけやってる私には
もう新しい話題も、聞いて欲しいような出来事も
独身の頃のような面白おかしい友達もいないんです。
言いたいことも、言えることももう何もない。
自分の中がからっぽなんです。
なんの価値もない。
僕がいない間は何してたの？
何してたって育児してたよ。
もうそれ以上言うことがない。
こんな私といても、楽しくないよね？
無言になって、涙がボロボロ落ちて
せっかくのディナーを台無しにしてしまうことが
続きました。
すがって泣く子供たちから身を剥がして
別に行きたくもないお店で、面白くもない時間を過ごして
戻ったらまた子供たちにまみれ
夜泣きで朝まで、一晩中起きてるのかと思うと
月一のデートも憂鬱なto doでしかなくなってきました。
そして、もう辛いので行きたくないと、断りました。
私にとって、家は仕事場です。
仕事は２４時間続く。
自分の時間を全部捧げて、すごく疲弊しているのに
母親としての自分にマルが出せない毎日。
家族はチームって思っていたのに
私は自分の役割をやればやるほど、
先の見えない道を
足を棒にして歩いているような気持ちになりました。
一言で言うと、惨めです。
独身で、仕事を楽しんでいたシンガポール時代。
毎朝出勤するときに
通りすぎるコンドミニアムのロビー前。
スクールバスを見送ったあと
毎日集まっておしゃべりしている日本人の駐在妻たち。
毎日毎日、旦那と子供のことだけやって
愚痴や噂話ばかりして
あんな風には絶対なりたくない。
私は、あの頃、そんな彼女たちを
心の中で見下しながらその横を通り過ぎていました。
今の私は、
その見下された専業主婦になっていたのです。
（続く）
私の一番辛かった頃の話です。
主人が・・、駐在妻が・・、ということではなくて、
「私が」どのように「感じ」
自分をどのように「意味づけていたか」ということです。
選択肢を作れる自分になる！
をテーマに
心理学、脳科学の理論を取り入れた
個人セッション
今のあなたを作っている「思考」を
ロジカルに分析し
あなたの現在地から
あなたの未来に向かって
あなただけのケースに落とし込んで
問題解決と
ありたい未来に導くスキルを
マンツーマンでお伝えします
通常２日以内にご返信いたします