今日は、師匠・吉井さんとの社内限定の対談番組より。

組織の「あり方」のステージを上げていくうえで素敵な気づきをいただきました。



自分の「普通」を振り返ることで、お相手の気持ちに寄り添うひと手間をかけることができる。

 

それが、気遣い、思いやり。

 

人の気持ちは、ルール化できない。




確かに自分の普通を振り返ると、いろいろ出てくる。

自分が分かっている言語・ルールが、簡潔に伝えただけでは、

実はお相手に自分が分かってほしいところまでは、伝わらないということがある。



たとえば和光の現場で例をあげると。

①ブロック体制・・・意味はなんとなく分かるけれど、その内情、意味、目的まではわからない。

②シフト応援・・・「応援」がどんな仕組みで、どんな風に大変なことなのか、わからない。

③タグ打ち・・・受付スタッフがタグ打ちする際に、次の仕事を行う工場のスタッフのことやお客様のことを想って行うイメージまでは伝わらない。



シフトに急な欠勤があって、応援体制を他ブロックから行うときも、

シフトの欠勤分の時間を同店舗⇒同ブロック⇒他ブロックの順に手配していくことは「やり方」として正解。

ただし、手配して、さらに愛を感じる気遣い、思いやりとは

遠くからきてくれている事実を共有したり、どういう流れでその応援スタッフがきているのか伝えることで

応援する方も、される方も、良い空気感で仕事ができるよね。

同じ認識、前提のイメージで会話できるから。



繁盛期に沢山入ってくれた新人パートさんへのちょっとした気遣いの例もご紹介。


先輩が新しいスタッフと関わるときに

「なんでもわからないことは、質問してね。」

 

といわれても、バンバン質問がかえってくることは、なかなか、ない。



なぜなら新人は、わからないことが、わからないから。

そして失敗して注意されたら、ますます聞きずらくなり・・・

「先日も言ったんだけど~」何て言われると、心は閉じていきますね。

 

入ったばかり、緊張と覚えることだらけの中、細かいルールのひとつを一回だけで、覚える方が奇跡です(笑)



ではどのように声をかけていくかの一例。

「今日の午前中やったこと覚えてる?」

「この件の意味は分かった?」

具体的に質問すると、イエスかノーで言えるし、答えやすいもの。
 

 


そしてたった半年上の先輩であっても、

その道10年以上のベテランさんでも、

新人スタッフに「あり方」をつたえてあげてください。


「新人なんだから、うまくいかないこともあって当然。

 

向き・不向きより、前向き。前向きにやってみよう!」って。





こういう「気遣い・思いやり」をもって、仕事するのは、先輩後輩、上司部下関係ない。

「相手の普通」は何かを想像して、声をかけあうと、

気持ちのズレや小さいモヤモヤを予防できる。



このモヤモヤがたまって、爆発するのは、親子関係、夫婦関係など人間関係皆同じ、ですね。

育った環境が違うのに「自分の普通や正しさ」を相手に振りかざしても、チームとして良い成果はつくれない。

そうなってから何かするより、事前の予防が一番です。




今期の和光のスローガン「やり方より、あり方」に沿った貴重なお話でした。

吉井さん、いつも和光に寄り添ってくださり、ありがとうございます。



~あとがき~

師匠・吉井さん、5冊目の出版!

「最短最速で理想の自分になるワザ大全! 習慣化ベスト100」宝島社

今まで出版された書籍等を分かりやすくまとめてあります。

個人的には、チャプターの合間に書いてある、偉人の「名言」も参考にさせていただいています。