こんにちは。川村です。
Mさんの、日本傳空手道 唯真流の個人指導の様子をご紹介します。
今回のテーマは、三方向の入身です。
相手の前進を阻んだり、相手の死角に回り込んだりして、一方的に有利な体勢を築きます。
Mさんは剣道、伝統空手を経て、小よく大を制する武道として、唯真流空手を修行されています。
三方向の入身、まずは真正面への入身からです。
ビッグミットを持って対峙する相手が、攻撃の意図を持って、間合いを詰めてきます。
相手が間合いを詰めてくると感じたら、相手より先に、真正面に間合いを詰めます。
爪先立ちにならないよう、足首をしっかり背屈させて、擦り足で進むのがポイントです。
相手のビッグミットに、構えた両手で当たるだけで、相手を弾き飛ばすことができます。
「ああ!今まで当たり負けしていたのは、運足ができてなかったからだったんですね!」
「擦り足は、ピョンピョン跳ねるフットワークの低いものだと思っていましたが、全然違うものなんですね!」
縮地法を使わなくても、タイミング、姿勢、擦り足の三つが揃うだけで、当たりの威力を生み出せます。
「そうか!ピンアン初段の猫足立ちの手刀受けは、攻撃するときの踏み込みの動きなんですね!」
続いて、相手の左右どちらかに、すれ違う入身を稽古しました。
相手が前足を踏み出そうとするのが見えたら、相手の前手に、自分の同じ側の手の甲で触れます。
斜め前に進み、お互いの手の接触点の外側を通ると、相手とすれ違うように入身することができます。
「ああっ!確かに、相手はこっちを向くことができませんね!」
相手を、自分のいないところに飛び込ませ、サイドやバックを獲ることができます。
「やっぱり、頭の中のことが一番大事ですね!いかに余計なことを考えないかですよね!」
相手と向かい合って打ち合うことは、唯真流では極力やらないようにしています。
相手を弾き飛ばし、あるいは相手とすれ違うことで、相手との打ち合いを回避することができます。
打ち合いにならないポジショニングにより、自分だけ一方的に攻撃することができるわけです。
普段の姿勢と歩き方が、空手のそれになっていることで、入身を習得しやすくすることができますよ。
日本傳空手道 唯真流 稽古時間
第1~4水曜→20:30~21:30
第1~4木曜→20:30~21:30
第1、3土曜→13:00~14:00
第2、4日曜→13:00~14:00
体験レッスンもあります。(1回2200円、お一人様1回限り)※見学は受け付けしておりません。
去る3月21日に開催した、唯真流空手・合気啓真道 1日セミナーにたくさんのご参加をいただき、ありがとうございました!
下北沢の空手道場「唯真流」東京都世田谷区代田5丁目35-30-101稽古日第1~4水曜→20:30~21:30第1~4木曜→20:30~21:30第1、3土曜→13:00~14:00第2、4日曜→13:00~14:00・入会のご案内・指導者紹介・感性教室・アクセス・お問い合わせフォーム
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