理学療法士を育成する専門学校で3回シリーズのコミュニケーション講座を担当しました。
最終回の今日は、クラスを少人数に分散して実施するロールプレイ講座。
実際にあるであろう事例に対して、どんな言葉をかけるか、
どんな表情で接するかを、グループで話し合い
台本を作って、演じます。
私は看護師役になったり、患者さん役になったり、
患者さんのご家族役になったりと、しばし、女優気分を堪能しました。
台本はグループワークで作るけれど
実際にみんなの前で演じるのは、グループの代表。
同じ言葉でも、言い方が違う・声が違う・言うときの態度が違うので
台本のイメージと各々違ったようです。
医療機関で働く者として自覚を持つ彼らは
恥ずかしいとか、やりたくないとか、
失敗したら仲間に対してかっこ悪いとか
その自分の気持ちを隠して必死に演じてくれました。
最後の事例は高齢の患者さんが、「リハビリに行きたくない」と言った際の言葉がけ。
私はすっかり「高齢の骨折で入院している女性」になりきり
彼らに「行きたくない」とわがままを言い続けました。
「せっかくずいぶんと良くなったので、僕と一緒に行きましょう。」
「行きたくない理由はすごくわかりました。大変な想いをしましたね。
今日はその気持ちを理解しましたので、次回までに改善しておきましょう。」
「温品さんが歩けるようになるまで、私はおつきあいします。
また気分が変わったらすぐに声をかけてください。」
次々に優しくされて、私は、何だかじ~~んとしてしまいました。
女優だから・・・
いえいえ。
こんなにも、人の気持ちをわかろうとしている若者たちが
私のすぐそばにいる。
資格を得て、目標である職業に就きたいと必死の若者たちがいる。
この空間に少しでも長くいたいと思いました。
みんなが、国家試験に合格して
たくさんの痛みをもった方々の救いとなりますように。
途中で、くじけることのないように。
心から祈ります。





