何を思ったのか、「アルバムを見たい」と言い出しました。
21年前、彼がお腹にいるときから、誕生し、退院して家族の生活が始まり、
次男が産まれ、幼稚園・・小学校・・・中学校・・・
今のようにデジタル化されていない時代だから、
写真を大きなアルバムに時系列に並べて、貼り付けてあります。
「うわぁ・・・」
「お?」
「ぎゃははは・・・」
ページをめくるたびに、反応する息子。
彼が聴いてもいないのに、写真を解説する私。
「これは、広島におじいちゃんたちと行ったときの写真で、その時さぁ、旅館に忘れ物してさぁ・・」
「あっ、私・・・このころ痩せてるわぁ・・・やっぱダイエットしようかなぁ。」
「そうそう、体育祭でいいところで、こけたよねぇ。」
中学。高校と、ちゃんと思春期。
ちゃんと反抗期だった息子。
進路で悩みに悩んでいたとき、
「家族といるのが、一番、イラつく。早く、家を出たい。」
と言われて、何がいけなかったのか。と訳もなく涙が出た日もありました。
ある方に、
そういう時は、彼の成長の記録を残してあるアルバムを見せると良いよ。
どれだけ自分が愛されているかを再認識できるから。
と言われたこともありました。
でも、一緒にアルバムを見て、「こんなの見たくもない。」と言われるが怖くて
こっそり3歳のころの無邪気な笑顔の写真を一人でながめて終わりました。
成人し、1人暮らしも3年。
主人と車の話を談笑し、
こうして、自分のアルバムを見ながら、
私と一緒に笑うほど、「大人」になりました。
アルバムを一緒に見ていた私は、あきらかにはしゃいでいました。
親孝行。というのは、こういうふうに
時期により、変化する姿を見せてくれることを言うのかもしれません。
ちなみに。
写真を見ながら私が
「うわぁ。私、この写真、若いわぁ・・・ふぅ。年取ったなぁ。」
とつぶやくと、
「え?おかあ、変わらんじゃん。このころのまんまじゃんか。」
と即座に反応してくれたので、
テンション、マックス!!!
「あっ。接客のバイトのノリじゃった。失敗。
ほんまや。年とっとるなぁ。」
だと!!
あ~~~。接客のバイトでお世辞まで言えるようになりましたか!
大人になりましたなあ・・・

